自民党小千谷支部(新潟県小千谷市)が泉田裕彦衆院議員に関する調査結果(文書)を自民党新潟県連に提出

自民党新潟県連

自民党小千谷支部(新潟県小千谷市、支部長=宮崎悦男県議)は、泉田裕彦衆院議員(自民党新潟第5支部選挙区支部長)に関する意向調査の審議を行う支部総務会を14日夕方に小千谷市内で開催し、15日、その結果をまとめた文書を自民党新潟県連に提出した。

泉田氏をめぐっては自民党長岡支部から「日頃の言動などに加え、著しい愛党精神の欠如が見られることから総務会で満場一致で決定した」と、泉田氏の選挙区支部長の差し替えを求める申請が今月6日に県連に出されている。これを受け、県連では各支部の意向調査を実施しており、小千谷支部ではその意向文書を提出したもの。

小千谷支部が提出した文書では、「泉田議員が『小選挙区で勝てるとは思っていなかった』とした発言に加え、『裏金を払わなかったから選挙が大変だった』という内容をツイートするなど、自分自身の落選した責任を、さも(泉田氏が裏金を要求したと名指しする)星野(伊佐夫)県議をはじめとする自民党員に転嫁させているという印象がある」とし、長岡支部の求める支部長差し替えに同意している。

また、小千谷支部の文書では「4年前の衆院選の際、5区とは関わりが薄く、政治家としての資質に疑問符がついていた泉田氏を、星野県議、(星野県議が支部長を務める)長岡支部が擁立したことがそもそもの発端」と星野県議の責任にも触れている。続けて、「同じ5区内の皆川雄二県議、宮崎悦男県議、松原良道県議が最後まで(泉田氏擁立に)反対したが、(星野県議が)押し切る形で泉田氏を衆院候補にした。擁立責任があったと言わざるを得ない」としている。

さらに、今回の裏金問題により、自民党はもちろん、政治に対する県民の信頼を損ねた道義的責任が(星野県議には)あると述べている。

新潟第5選挙区は、長岡市の一部、小千谷市、魚沼市、南魚沼市などで構成されている。

© にいがた経済新聞