京急電鉄とアイシン、三浦半島を周回するナビゲーションサービス提供開始

京浜急行電鉄株式会社(以下、京急電鉄)と株式会社アイシン(以下、アイシン)は、混雑を避け、三浦半島を周遊するナビゲーションサービスを12月16日から共同で開始する。京急電鉄が12月13日付のプレスリリースで明かした。

三浦半島では、特定エリア・ルートへの観光客の集中による渋滞や混雑の発生、点在する観光スポットの観光情報・移動手段の不足による回遊性の低さといった課題がある。同サービスでは、京急電鉄が提供する観光型MaaS「三浦COCOON」とアイシンが提供するスマートフォンアプリ「Smart Buddy」を連携。交通渋滞等の社会課題の解決と、三浦半島観光の周遊性向上の実現を目指す。

観光型MaaS「三浦COCOON」は、「エリアマネジメント」と「すごしかた提案」に取り組むためのMaaSプラットフォームだ。京急電鉄とscheme verge株式会社が、2020年10月より提供開始している。エリアマネジメント組織「COCOONファミリー」に参加する三浦半島地域の観光事業者など、108団体(2021年12月13日現在)が半島全体で連携している。

【京急電鉄×scheme verge】三浦半島で観光型MaaSを開始

京浜急行電鉄株式会社(以下 京急電鉄)とscheme verge株式会社は、三浦半島(神奈川県)における観光型MaaS「三浦Cocoon(コクーン)」を10月22日から開始する。「三浦Cocoon」は、京急電鉄およびscheme vergeが取り組むコンテンツ重視の観光型MaaS。両社が観光プラ...

京浜急行、住民と来訪者が共同で地図を作り上げる実証実験を三浦海岸で開始

京浜急行電鉄株式会社(以下、京浜急行)が9月11日、地域住民や来訪者にお気に入りの過ごし方を三浦海岸エリアの地図に書き込んでもらい、地域の魅力の再発見につなげる実証実験を始めた。住民らの思いが詰まった三浦海岸地域の地図が出来上がる過程で、住民や来訪者の地域への関与を促し、新しい観光の在り方を探る狙い...

「Smart Buddy」は、音声や画面表示で観光ルートをナビゲーションし、スポットの詳細な観光案内も提供するスマートフォンアプリだ。今回のサービスでは、「三浦COCOON」と「Smart Buddy」を連携することにより、三浦半島において9つの観光コースを共同で展開する。

さらに、観光型MaaS「三浦COCOON」では、地域のモビリティ提供事業者と連携し、周遊時の二次交通としてレンタサイクル、電動キックボード、レンタルeバイクを提供する。公共交通機関とエコな二次交通を利用したルートを提案することで、三浦半島でのCO

排出の抑制に取り組む。なお、同事業は、国土交通省「令和3年度日本版MaaS推進・支援事業」に分散化・混雑回避事業として選定されている。

電動キックボード

(出典:京急電鉄 Webサイトより)

© 株式会社自動車新聞社