福井県小浜市川崎3丁目の小浜漁港のいけすに、深海にすむ「アカグツ」が生きたまま紛れ込み、愛らしい姿に仲買人たちが「珍しい」とのぞきこんでいた。
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アンコウの仲間で普段は水深数百メートルの深い海にいる。全体は赤く体長は約15センチ。大きいものは30センチほどになるといい、子どもとみられる。
福井県おおい町大島沖合の底引き網にかかり、ヒラメと一緒に12月16日に同漁港のいけすへ持ち込まれ、17日朝に県漁連小浜支所の職員が気づいた。
この周辺では食用にされることが少なく、漁港に持ち込まれることはないため「生きた状態で見られるのは珍しい」と同支所の加藤祐二支所長(55)。
赤い姿からサンタクロースに見立て「クリスマスには小浜にたくさんの魚をプレゼントしてほしい」と“お願い”していた。