岡山県 中学3年生の進路希望まとめ「県立全日制が1.10倍」6年ぶりに上昇

岡山県教育委員会が中学3年生の進路希望の第1次調査結果をまとめました。県立全日制高校の平均倍率は1.10倍で6年ぶりに上昇しました。

岡山県教育委員会によりますと、2021年度の中学校の卒業見込み者数は1万7164人で、前の年度より396人増えています。そのうち進学を希望しているのは全体の99.1%です。

昨年度の一般入試(岡山・中区 3月)

希望する進学先のうち約7割を占める県立全日制高校の平均倍率は定員の1.10倍で、昨年度を0.04ポイント上回り6年ぶりに上昇しました。県教委は「前の年度より卒業者数が増えることや、定員を削減したことが関係したのでは」と分析しています。

倍率が最も高かったのは岡山工業の情報技術科で1.85倍です。そのほか、西大寺の普通科・国際情報科、興陽の農業科が続いています。

倍率が1.5倍以上になったのは9校12科でした。一方、29校49科が定員割れとなっています。

県立高校の特別入試は2022年2月9日から、一般入試は3月8日から行われます。

合格発表は3月16日で各学校に掲示するほか、ホームページでも公開される予定です。

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