2022年ドラフト有望株トップ100 1位は元楽天・ジョーンズの息子

日本時間12月16日、プロスペクト(若手有望株)の情報を専門的に扱う「MLBパイプライン」は2022年ドラフト有望株トップ100を発表し、1位にはウェズリアン高校(ジョージア州)のドリュー・ジョーンズ外野手(東北楽天ゴールデンイーグルスでもプレーしたアンドリュー・ジョーンズ外野手の息子)が選ばれた。トップ100の内訳は野手61人・投手39人。これまで同サイトが発表したトップ100における野手の最多人数は54人であり、それを大幅に更新する野手偏重のランキングとなった。

アンドリュー・ジョーンズと言えば、ブレーブスの不動の正中堅手として10度のゴールドグラブ賞を受賞し、オールスター・ゲームにも5度選出された名選手である。「MLBパイプライン」は息子ドリュー・ジョーンズについて「息子はスカウトたちに父のことを思い起こさせる。ドリューは父が10代の頃よりも背が高く、引き締まった身体をしているが、父同様に中堅手として5ツール・プレーヤーの資質を持っている」と高い評価を与えた。

打撃はまだ発展途上だが、スピードとディフェンスに関してはドラフト候補生のなかでもトップ級の評価を受けており、「最低でもマイク・キャメロンのようなキャリアを過ごすだろう」との声もある。ご存知の通り、キャメロンはマリナーズ時代にイチローと鉄壁の右中間を形成した名外野手であり、アンドリュー・ジョーンズには劣るものの、メジャー通算278本塁打、297盗塁を記録し、オールスター・ゲーム1度、ゴールドグラブ賞3度の実績を残した。

2位のターマー・ジョンソン二塁手、3位のイライジャー・グリーン外野手も高校生であり、大学生では4位のジェイコブ・ベリー三塁手が最上位。また、高校生投手は9位のディラン・レスコ投手、大学生投手は13位のペイトン・パレット投手が最高評価だった。全体1位指名権を持つオリオールズは、2019年の全体1位ではアドリー・ラッチマン捕手を指名したが、今回はどの選手を選択するのだろうか。

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