F1タイトルを獲得したフェルスタッペン、2022年シーズンはカーナンバー『1』を使用へ

 レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、2022年シーズンはカーナンバー『33』を外し、過去にF1の現役世界チャンピオンに割り当てられてきたナンバー『1』をマシンに飾る特権を享受するという。

 2014年シーズン以降、F1ドライバーは個人のレースナンバーを初めてのグランプリ前に選び、F1におけるキャリアの間はそのナンバーを使用しなければならない。しかしながら、競技規則ではある年に世界チャンピオンとなったドライバーが、タイトルを獲得した翌シーズンにナンバー1をつけることを今も許可している。

 ルイス・ハミルトン(メルセデス)はその機会を利用したことはないが、フェルスタッペンは象徴的な1をつけてレースをするチャンスを手に入れることをアブダビで明らかにした。

「そう、僕はナンバー1をつけるよ」とフェルスタッペンは日曜日の表彰式の後に語った。「何回それができるだろう? 分からないけれど、僕の人生で1回だけかもしれない」

「これはF1で最高の番号だと思う。間違いなくマシンにつけるよ」

2021年F1第22戦アブダビGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

 カーナンバー1をつけてレースに出た最後のドライバーはレッドブルで2013年の世界チャンピオンになったセバスチャン・ベッテル(現アストンマーティン)で、2014年にその特別なナンバーを採用した。

 2022年シーズンに関しては、グリッド上唯一のルーキーとなるアルファロメオ・レーシング・オーレンの周冠宇がカーナンバー『24』でレースに出ることを選択している。

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