年末にかけて寒さ厳しい 日本海側は大雪のおそれも 寒気流れ込みやすく 1か月予報

 気象庁は16日(木)、向こう1か月(12/18~1/17)の天候の見通しを発表した。全国的に寒気の影響を受けやすいため、向こう1か月の気温は北・西日本で低く、東日本と沖縄・奄美で平年並みか低い見通し。また、北・東日本は年末にかけて、気温がかなり低くなる所がありそうだ。冬型の気圧配置となりやすいため、北・東日本の日本海側の降雪量は平年より多くなり、特に今月の下旬はかなり多くなる可能性がある。

 1週目(12/18~12/24) 寒気の影響を受けやすい北日本で低温傾向、その他は平年並みが見込まれる。冬型の気圧配置となりやすいため、北・東日本の日本海側は、平年に比べて曇りや雪(雨)の日が多くなりそうだ。

 2週目(12/25~12/31) 寒気の影響を受けやすいため全国的に低温傾向だが、特に北日本と北陸ではかなり低くなる見込み。冬型の気圧配置になりやすく、北・東日本の日本海側は平年よりかなり降雪量が多くなる可能性がある。  3~4週目(1/1~1/14) 気温は西日本や沖縄・奄美で低温傾向、北・東日本は平年と同様の寒さが見込まれる。沖縄・奄美は、平年に比べて曇りや雨の日が多くなりそうだ。

北日本~北陸「低温と大雪に関する早期天候情報

大雪に関する早期天候情報。出典:気象庁HP

 北日本や北陸の気温は、冬型の気圧配置が強まる22日(水)ごろから、平年に比べてかなり低くなる可能性がある。また22日(水)ごろからは、局地的に降雪量がかなり多くなり、この時期としては平年よりかなり多くなる可能性もある。近畿日本海側でも、26日(日)ごろからの5日間ほどは、降雪量が平年よりかなり多くなる可能性がある。

低温に関する早期天候情報。出典:気象庁HP

 このため、気象庁は北日本と北陸に「低温に関する早期天候情報」、北日本の日本海側と北陸、近畿日本海側に「大雪に関する早期天候情報」を発表した。除雪などの対応や農作物の管理に注意すると共に、寒冷地を中心に低温による水道管の凍結に注意するよう呼びかけている。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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