史上最高の親子デュオはボンズ?グリフィー? 公式サイトが特集

メジャーリーグ公式サイトのアンドリュー・サイモン記者はデータサイト「ベースボール・リファレンス」が算出しているWARをベースに「史上最高の親子デュオ」を選出する特集記事を公開した。1位はボンズ親子(ボビー・ボンズが57.9、バリー・ボンズが162.7)、2位はグリフィー親子(ケン・グリフィーSr.が34.5、ケン・グリフィーJr.が83.8)となり、3位にはアルー親子(フェリペ・アルーが42.2、モイゼス・アルーが39.9)がランクイン。トップ10に現役選手を含む親子デュオはランクインしなかった。

トップ10の4位以下はレイとボブのブーン親子、メルとトッドのストットルマイアー親子、ホゼとホゼJr.のクルーズ親子、ガスとバディのベル親子、サンディとロベルトのアロマー親子、ディジーとスティーブのトラウト親子(注:エンゼルスのマイク・トラウトとは無関係)、セシルとプリンスのフィルダー親子という顔ぶれ。トップ10圏外の特筆すべき親子デュオにはランディとトッドのハンドリー親子、フリアンとスタンのハビアー親子、デーブとアダムのラローシュ親子、バーンとバンスのロー親子、ゲーリーとゲーリーJr.のマシューズ親子、ハルとブライアンのマクレー親子の6組が挙げられた。

なお、今回のランキングは「史上最高の親子デュオ」という企画の趣旨に従い、それぞれの通算WARが10以上の親子デュオのみ対象となっている。そのためヨギ・ベラ、トニー・グウィン、トニー・ペレス、ティム・レインズなど、一方だけが素晴らしい成績を残した親子はランキングに含まれていない。

現役選手ではブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.とキャバン・ビジオ、パイレーツのキブライアン・ヘイズ、ロイヤルズの有望株ボビー・ウィットJr.、レンジャーズの有望株ジャック・ライターらの父親が10以上の通算WARを記録しており、今後の息子たちの活躍次第ではこのランキングの対象となる可能性がある。特にゲレーロJr.は今季の大活躍により通算WARが9.5となっており、1年後にこのランキングが更新されるときには殿堂入り選手の父親とともにトップ10入りを果たすのは間違いなさそうだ。

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