【台湾おすすめグルメ】台北「三娘香菇肉粥」のお粥と豚肉の唐揚げを実食レポ

台湾で人気の朝ごはんはいろいろありますが、お粥もおすすめしたいグルメのひとつです。今回は、台北MRT古亭駅近くの「三娘香菇肉粥」で、看板メニューの「香菇肉粥」(椎茸と豚肉のお粥)と「炸紅糟肉」という豚肉の唐揚げをセットでいただいてきました。温かくて、やさしい味わいのお粥とカリッとジューシーな豚肉を実食レポートします。

台北MRT古亭駅から徒歩圏内のお粥屋さん「三娘香菇肉粥」

台湾では朝ごはんを外食やテイクアウトで済ませる人が多いこともあって、街では朝食ブランチ店が数多く営業しています。朝ごはんの選択肢は豊富ですが、おすすめしたいグルメのひとつがお粥です。

とはいえ、お粥はイメージほど大定番でもなく、朝早くから営業しているお粥屋さんはあまり多くありません。お昼前になってようやく営業をはじめるお店も珍しくなく、具だくさんのお粥を軽めのお昼ごはんや夕ごはんとして食べる人が多い印象です。

それでも、朝ごはんは胃にやさしいお粥が食べたいなぁという人も少なくないはずですよね。そんな人におすすめのお店が、台北MRT古亭駅8番出口から歩いて5分ほどの場所で朝7時から営業している「三娘香菇肉粥(サンニャンシャングーロウジョウ)」です。

このお店、以前はMRT中正紀念堂駅近くにあったのですが、建物の老朽化に伴い、現在は引っ越してこの場所で営業しています。

お店はこぢんまりとしています。コロナ禍で席と席の間隔を空ける必要もあって、カウンター席が2席と2人掛けのテーブル席が2つのみでした。街中の小さな食堂という雰囲気です。

お粥と小皿料理を一緒に注文するのが台湾流

店頭に掲示されているメニューには、日本語訳もついていて親切。お粥は店名にもなっている、「香菇肉粥」(椎茸と豚肉のお粥)が一種類のみで、大か小を選んで注文します。

周りを観察してみると、お粥プラス好みの小皿料理を1〜2品というスタイルで注文している人が多いよう。そこで筆者も、香菇肉粥(小)と炸紅糟肉(豚肉の唐揚げ)を注文してみました。代金の合計は110元(約440円)です。

椎茸と豚肉のお粥と豚肉の唐揚げの味は?

しばらくすると料理が運ばれてきました。

まずはお粥をひとくちいただいてみると、椎茸の出汁がよく出ているのを感じます。細切りにされた豚肉もたくさん入っていて、ほんのり塩気のある、やさしい味わいのご飯とよく合います。油蔥酥(フライドエシャロット)と刻みセロリも加えられていて、味のアクセントになっています。

「炸紅糟肉」(豚肉の唐揚げ)は、ひとくちサイズにカットされた状態でお皿にのせられています。揚げたての皮はサクッとしていて、中の肉はとてもジューシー。口の中で肉汁がじゅわりと広がります。

卓上のとろみのあるソースをかけ、味の変化を楽しむのもおすすめです。ほんのり甘味のあるソースがよく合います。

「三娘香菇肉粥」は、朝ごはんはもちろん、軽めのお昼ごはんや夕ごはんとしても利用しやすいお店です。やさしい味わいのお粥に、じんわりと身体があたたまります。いつか台北にいらっしゃった時には、ぜひ味わってみてくださいね。

三娘香菇肉粥

住所:台北市中正區南昌路二段4之3號

[All photos by Yui Imai]

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