フォーミュラEが2021/22年“シーズン8”のカレンダーを更新。レギュレーションも一部変更

 FIA国際自動車連盟とABB FIAフォーミュラE世界選手権は12月15日、2021/2022年のフォーミュラE“シーズン8”のカレンダーとレギュレーションを更新し、FIA世界モータースポーツ評議会(FIAワールド・モータースポーツ・カウンシル/WMSC)で承認されたことを発表した。

 フォーミュラEシーズン8のカレンダーは過去最大の16レースとなり、これまで開催されてきたサウジアラビア・ディルイーヤ、メキシコ・メキシコシティ、モナコ、アメリカ・ニューヨーク、イギリス・ロンドンに加え、カナダ・バンクーバー、インドネシア・ジャカルタ、韓国ソウルの市街地で、電動フォーミュラマシンによるレースが開催される予定になっている。

 そしてWMSCで承認されたシーズン8で変更されるスポーツレギュレーションでは、予選フォーマットが従来の10分から12分に延長され、そのなかで各ドライバーは最初のラップをセッション開始から6分間で計測しなければならないことが明らかにされている。

 また、これまで予選グループで最速のドライバーに与えられていたボーナスポイントの1点が来季は“加算されない”ことになり、ポールポジションからスタートしたドライバーに与えられる3ポイントは、“ポールポジションから勝利した場合”のみ加算されることになった。

 このカレンダー変更と一部レギュレーション変更に関して、フォーミュラEのチャンピオンシップ最高責任者兼共同創設者であるアルベルト・ロンゴは次のように述べた。

「2021/22年のカレンダーは、これまでで最も大規模なものであり、すべての開催都市と協力して16のドラマチックレースを届けることを楽しみにしている。また、シーズン8のドライバーラインナップは間違いなくこれまでで最も強力で、レギュレーションの改訂はスポーツプラットフォームの刷新と強化をもたらすだろう」

 日本メーカーは唯一ニッサンが参戦しているフォーミュラE。更新されたカレンダーでの来季シーズン8の初戦は、1月28~29日にサウジアラビア・ディルイーヤで開催されるダブルヘッダーレースで開幕を迎える予定だ。

12月15日に更新されたフォーミュラE“シーズン8”のカレンダー

■2021/22 ABB FIAフォーミュラE世界選手権 シーズン8暫定開催スケジュール(12月15日時点)

Rd. Date Country City

1&2 2022年1月28~29日 サウジアラビア ディルイーヤ

3 2月12日 メキシコ メキシコシティ

4&5 4月9~10日 イタリア ローマ

6 4月30日 モナコ モナコ

7&8 5月14~15日 ドイツ ベルリン

9 6月4日 インドネシア ジャカルタ

10 7月2日 カナダ バンクーバー

11&12 7月16~17日 アメリカ ニューヨーク

13&14 7月30~31日 イギリス ロンドン

15&16 8月13~14日 韓国 ソウル

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