【ミャンマー】カイン武装勢力地域で衝突、軍の摘発を機に[政治]

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ミャンマー国軍は14日、東部カイン(カレン)州のレイケイコーで、国民民主連盟(NLD)所属の国会議員や「市民不服従運動(CDM)」に加わった警察官ら20人超を逮捕したもようだ。翌日から同地域を支配下に置く少数民族武装勢力と国軍の間で戦闘が勃発し、多くの住民が避難を余儀なくされているという。

独立系メディアのミャンマー・ナウなどが15日伝えた。約200人の国軍兵士が14日、少数民族武装勢力のカレン民族同盟(KNU)の支配下にあるレイケイコーに入った。複数の地区を捜索し、中部エヤワディ管区のミャウンミャ郡区選出のNLD議員、ワイリンアウン氏、CDMに加わった警察官2人を含む20人超を逮捕したという。

2月のクーデター以降、CDMに加わった政府職員を含む多くの民主派が、少数民族武装勢力の支配地域で身を潜めているとされる。レイケイコーに入った兵士らも、逮捕状が出されている民主派を探していたとみられる。

レイケイコーでは15日、KNUや同勢力の軍事組織カレン民族解放軍(KNLA)、民主カレン仏教徒軍(DKBA)をはじめとするカレン民族の武装勢力と国軍の間で戦闘が勃発。400人超の住民が避難を強いられたもようだ。

住民によると、民主派の自衛組織「国民防衛隊(PDF)」が駐屯しているとされる場所に、国軍が約20発の砲弾を撃ち込んだという。民主派の死傷者は不明だが、独立系放送局「ビルマ民主の声(DVB)」英語版は未確認情報として、少なくとも6人の国軍兵士が死亡したと報じている。

レイケイコーは2015年に当時のテインセイン政権下で建設された町。住宅建設を日本財団が支援した。