時津町に新しい道路が開通 二つの国道にアクセス 渋滞緩和に期待

開通を祝いテープカットをする関係者=時津町浜田郷

 長崎県西彼時津町を走る国道206号、207号にアクセスする新しい道路が16日、町中心部に開通した。町が現在施工している土地区画整理事業で築造した都市計画道路。時津町交差点のバイパス的な役割を果たすとみられ、渋滞緩和が期待される。
 町区画整理課によると、開通したのは都市計画道路冬切線と同西時津左底線(元村工区)が出合う470メートルの区間。片側1車線で、歩道を含む幅員は12~18メートル。冬切線は国道207号に続く町道へ、西時津左底線は国道206号へそれぞれ接続している。
 従来、朝夕の通勤時間帯などに国道が渋滞するため、脇道に入って通学路を含む狭い生活道路を抜け道にする車の多さも課題だった。開通後は1日約4千台の通過交通を予測しており、生活道路に入り込む車の減少にも期待している。
 同日の開通式で吉田義徳町長は「交通の流れが大きく変わり、生活道路での歩行者交通も改善されるのではないかと思う」とあいさつ。町や警察、地元自治会関係者らがテープカットし、地元保育園の園児らと通り初めをした。

時津中央第2土地区画整理事業の区域

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