新庄ハムが最多4人の助っ人獲得、ロッテとオリはまだゼロ…パ6球団の補強進捗は?

日本ハム・新庄剛志監督、オリックス・中嶋聡監督、ロッテ・井口資仁監督(左から)【写真:荒川祐史】

楽天は3Aで打率.338、26本塁打を放った強打者を獲得

2021年シーズンも幕を下ろし、総決算となる「NPB AWARDS 2021」も終了し、本格的にシーズンオフとなるプロ野球。各球団は来季に向けて、戦力を整えていっている。では、各球団の補強の進捗具合はどうなっているだろう? パ・リーグ球団を見ていこう。

【オリックス】
なし

【ロッテ】
なし

パ・リーグを制したオリックス、2位だったロッテには、現時点で決まった補強の動きはない。オリックスはヒギンス、スパークマン、モヤ、ジョーンズと4人の外国人を放出しており、この先、助っ人の補強の動きはありそう。ロッテはロメロ、レアード、マーティンの残留が決まっており、一旦は自由契約となったエチェバリアにも残留の可能性がある。

【楽天】
ホセ・マルモレホス内野手
川島慶三内野手
釜元豪外野手(育成)

楽天は一塁と外野を守れる左打者のマルモレホスの獲得を発表。今季3Aで打率.338、26本塁打を放っている強打者だ。今季の助っ人補強が外れただけに、かかる期待は大きい。また、ソフトバンクを戦力外となった川島慶三、釜元豪も迎え入れている。

ソフトバンクはメジャー通算109発の“大物”ガルビスを獲得

【ソフトバンク】
又吉克樹投手
フレディ・ガルビス内野手
藤井皓哉投手(育成)
マルコ・シモン外野手(育成)
アレクサンダー・アルメンタ投手(育成)
マイロン・フェリックス投手(育成)
フランケリー・ヘラルディーノ内野手(育成)

8年ぶりのBクラスに終わったソフトバンクは積極的に補強に動いている。8年ぶりにFA補強で中日から又吉克樹の加入が決定。また、内野手でメジャー通算109本塁打を放っているガルビスの獲得も決まった。3軍制の拡大に伴い、育成で若い外国人選手4人も加入。世界中から“金の卵”を集め、育て上げていこうとしている。

【日本ハム】
アリスメンディ・アルカンタラ内野手
ジョン・ガント投手
コディ・ポンセ投手
レナート・ヌニエス内野手
古川侑利投手(育成)

新庄剛志新監督が就任する日本ハムも積極的な外国人補強を行なっている。新外国人4人の加入決定は12球団でも最多。ヌニエスはメジャー通算56本塁打を放っている大砲で、ポンセは2019年の「プレミア12」で米国代表メンバーだった。ガントもメジャー通算24勝をマークしており、助っ人への期待は大きい。ビッグボスが、この助っ人勢をどう生かすか、注目だ。

【西武】
ブライアン・オグレディ外野手
ディートリック・エンス投手
ボー・タカハシ投手

西武は3人の助っ人加入が決定。オグレディは今季パドレスでプレーし、3Aで打率.281、15本塁打をマークしている。左腕不足のチーム状況で、エンスにかかる期待も大きい。最速156キロを誇り、今季はメジャーで9試合に登板している。また16日にはブラジル人右腕のボー・タカハシの加入も発表された。(Full-Count編集部)

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