きょう17日の午前中は太平洋側を含め、広い範囲で雨となったが、午後からあす18日（土）にかけては日本海側を中心に大雪や暴風雪に警戒が必要となる。 　

　強い冬型の気圧配置となるため、風も強まり、冬の嵐となりそうだ。太平洋側でも北風が強く、山地を中心に大雪になる所がある見込み。また、あすの朝は各地で今季一番の冷え込みとなりそうだ。

日本海側は雨から雪へ　あすにかけて大荒れ

　午前11時現在、太平洋側の天気はすでに回復してきており、雨が降っているのは日本海側が中心となっている。 このあとは次第に冬型の気圧配置が強まるため、日本海側では雨が次第に雪に変わる見込み。風も強まって、猛ふぶきになる所がありそうだ。

　あす18日にかけては、西日本から北日本の日本海側を中心に荒れた天気となるおそれがある。北陸や北日本だけでなく、西日本の日本海側でも山地を中心に大雪になる所がありそうだ。特に北陸周辺では雪の降り方が強まり、短時間で一気に積雪が増えるおそれもある。 　

　広範囲での雪やふぶきで交通機関が乱れることも予想されるため、大雪や暴風雪、着雪、高波にも注意、警戒が必要だ。

太平洋側でも北風強い　あす朝は今季一番の冷え込み

　一方、東日本や西日本の太平洋側では天気が回復し、晴れ間のでる所もあるが、全国的に北よりの風が強く吹きそうだ。強い風にのって雪雲が流れ込む所もあり、西日本や東海など一部で雪が降る可能性がある。山地では大雪になる所もありそうだ。

　また、今夜からは気温が一気に下がり、あすの朝は各地で今シーズン一番の冷え込みとなる見込み。予想最低気温は東京で2℃、名古屋や広島で1℃、岡山では0℃まで下がる予想で、万全な寒さ対策が必要となる。 （気象予報士・多胡安那）