韓国で生まれ、3歳でアメリカに養子 30年前の書類の不備で強制送還の危機 「ブルー・バイユー」公開決定

2021年カンヌ国際映画祭の「ある視点部門」に正式出品された映画「ブルー・バイユー」が、2022年2月11日より劇場公開されることが決まった。

「ブルー・バイユー」は、韓国で生まれ、わずか3歳でアメリカに養子に出された青年が、30年以上前の書類不備で国外追放命令を受けてしまう姿を描いた作品。法律の“すき間”に落とされてしまった青年は、愛する家族との暮らしを守れるのか。不器用な生き方しかできない男、大きな愛で支えようとする女、義父を失う不安を抱える少女。家族を襲う不幸に揺れ動く3人を、美しい映像で描く。

監督・脚本・主演を務めるのは、映画「トワイライト」シリーズの俳優として知られ、監督としても数々の賞を受賞している韓国系アメリカ人のジャスティン・チョン。「リリーのすべて」でアカデミー賞助演女優賞を受賞したアリシア・ヴィキャンデルが共演する。2021年カンヌ国際映画祭では「ある視点部門」に出品され、8分間におよぶスタンディングオベーションを受けた。

公開されたメイン写真では、監督・脚本も務めたジャスティン・チョン演じる主人公アントニオが、アリシア・ヴィキャンデル演じる妻のキャシーと、キャシーの連れ子で娘のジェシーを肩車し、3人で景色を眺めている様子が切り取られ、家族3人の穏やかな空気が捉えられている。

【作品情報】
ブルー・バイユー
2022年2月11日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
配給:パルコ ユニバーサル映画
©2021 Focus Features, LLC.

© 合同会社シングルライン