3Dプリンターで建築部材作成の実証実験 広島

3Dプリンターを使ってコンクリートの構造物を作る最新技術が中国地方で初めて公開されました。

古武家記者「工事現場で使うコンクリートの構造物を、3Dプリンターで作る実証実験が行われています」

安芸区のバイパスの建設現場で行われている実験は、特殊なスキャナーで測量したデータを使って3Dプリンターでコンクリートの構造物を作るものです。

ノズルからコンクリートが規則正しく流され、データ通りの形の構造物が作られていきます。

17日は将来の建設業界を担う広島大学の工学部と大学院の学生13人が見学しました。

広島大学大学院 厚朴璃子さん「この技術が使われることで若い人でもコンクリートが型枠を使わずに作れるという部分で非常に役に立つなと感じました」

加藤組 原田英司 取締役土木部長「新しい技術でいかに少ない労力で今までと同じ物以上の物を作れるかっていうのが常にテーマ。技能者が少なくなってもやらなければいけないことができなくなってくるのを少しでもまだできる世界に持っていけるっていう可能性がものすごく高いと思っています」

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