山際担当相、GDPを再計算し改めて公表 建設受注統計書き換え問題

山際大志郎経済再生相

 国土交通省による建設受注統計の書き換え問題を巡り、山際大志郎経済再生担当相(衆院神奈川18区)は17日の参院予算委員会で、過去の統計値が訂正された場合、国内総生産(GDP)を再計算し改めて公表し直す考えを示した。国民民主党の足立信也氏に答弁した。

 同氏は「GDPは政策根拠となる重要な数字であり、修正データを基に正しいデータを示すべきだ」と要求。担当相は「国土交通省から数字の訂正が示されれば計算し直し結果を明らかにする」などと回答した。

 厚労省による不正は「毎月勤労統計調査」で2018年に発覚。各省庁が基幹統計を一斉点検した結果、不適切な処理が相次いで見つかったが、今回の書き換えはチェックをすり抜けていた。

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