神尾楓珠、主演ドラマ「顔だけ先生」クランクアップ。共演の貫地谷しほりに感謝

神尾楓珠が主演を務める、フジテレビ系連続ドラマ「顔だけ先生」(土曜午後11:40=東海テレビ制作)が、本日12月18日放送で最終回。このほど、約4カ月におよぶ期間を経て全シーンの撮影が終了し、神尾もクランクアップを迎えた。

ドラマは、ルックスは抜群だが教師らしいことは一切しない非常勤講師・遠藤一誠(神尾)が、閉塞感漂う教育現場に風穴を開ける予測不可能な学園ドラマ。“顔だけ先生”と揶揄(やゆ)されれながらも、マイタケ狩りや釣り、ボクシング、サンタクロース捕獲機など、さまざまな方法で学園内の問題を解決してきた遠藤。最終回にどんな課外授業をするのか?

撮影を終えた神尾は「心にぽっかりと穴が開いたような、ついにこの現場が終わると思うと寂しいです。とても楽しくて、きっと何年後かに振り返っても楽しかったなと思える現場でした」としみじみ。

教師・亀高千里役の貫地谷しほりとの共演には、「監督と話し合い、僕の提案も受け入れていただきました。それを貫地谷さんがすべて返してくれるおかげで、僕は何をしても大丈夫と思えるようなりました。演技をいろいろと試すことができたのは、貫地谷さんのおかげです。貫地谷さんでなかったら、こんなに面白い遠藤にはなっていなかったと思っています」と感謝の言葉を口にした。

教師への挑戦に関しては、「生徒たちとどう接しようかとか、先生らしくしないとなど、最初はいろいろな心配をしましたが、遠藤を演じているうちに、そんなことを考えなくてもいいんだと思いました。遠藤も徐々に先生らしくなっていきましたし、自分の中でもどんどん楽しさを生み出していく感じで、自分と遠藤がシンクロしていたような気がします」と明かし、役とともに成長したことをうかがわせた。

さらに、印象的なシーンについては「本当にたくさんあります。意外だったのは、第7話のホームレス時代のシーン。自分では最終的には笑えるシーンになっていると思っていたんです。でも、あれを見て泣いてくださったという人が、結構いて驚きました。貫地谷さんも、ドラマを見て泣いたと言ってくださって。この作品は、何が面白いとなるのか、どのセリフが響くのか、全く予想できなかった。でも、それが遠藤らしいんだなというふうに思いました。セリフでは、『死にたいと思いながら生きる。それでいいじゃないですか』第5話。あのセリフが、いいなと思いました」と振り返った。

そして、最終回に向けて「終わり方が、すごく『顔だけ先生』らしいなと。『えっ!? そういう終わり方なんだ』って。だからちゃんとラストまで見届けてもらえたらうれしいです。しかも、遠藤がここにきて壁にぶち当たって悩むんです。そこが注目だと思います」とアピールしている。

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