中国、快舟1号甲ロケットの打ち上げ2度目の失敗。自律走行テスト用の衛星を失う

【▲参考:快舟1号甲ロケット 2020年9月12日打ち上げ時の画像(Credit: CASIC)】

中国が日本時間12月15日に実施した、快舟1号甲ロケット(Kuaizhou 1A)の打ち上げが失敗したと、複数の中国メディアが報じています。

快舟1号甲ロケットは、中国甘粛省の酒泉衛星発射センターから発射されましたが、数時間後に中国国営メディアが打ち上げが失敗したとし、詳しい原因を調査しているとのコメントを出しています。

搭載されていたのは、中国の自動車メーカー「吉利(Geely)」の子会社の「Geespace」が開発した自動車の自律走行ナビゲーションなどのテストに用いられる商用衛星「GeeSAT-1A,1B」でした。

なお、快舟1号甲ロケットは、これまでに14回の打ち上げを実施しています。2020年9月の打ち上げ失敗から1年の期間を経て、2021年に再開された打ち上げは9月・10月・11月と連続成功したものの、惜しくも今回で2回目の失敗となりました。直近3ヶ月のスケジュールが組まれていたようですが、失敗の原因が解明されるまで、数回の打ち上げが延期されると見られています。

Image Credit: CASIC
Source: epochtimes
文/sorae編集部

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