新外国人は期待外れ、移籍の池田もワースト10敗…日本ハム、今季の補強を検証

日本ハム・栗山英樹前監督【写真:石川加奈子】

楽天からトレードの池田は10敗、西武から加入の佐藤は40試合出場

日本ハムは今季、55勝68敗20分けで3年連続の5位に沈んだ。新外国人のロビー・アーリン投手、ロニー・ロドリゲス内野手は力を発揮できず、後半戦に西武からトレード加入した木村文紀外野手も期待通りの働きとはいかなかった。ここでは新人選手を除く今季新加入選手の働きを振り返る。

メジャー通算115試合登板、13勝をマークしているアーリンは4月18日の楽天戦でNPBデビューし、前半戦は5月23日の西武戦で1勝を挙げたのみ。後半戦の巻き返しが期待されたが、五輪期間中に腰を痛めて復帰は10月に。結局、11試合登板、2勝3敗、防御率3.32で今季限りでの退団となった。

大砲候補として期待されたロニー・ロドリゲスは新型コロナの影響で来日が遅た上に、5月上旬に自身も陽性判定を受けて離脱。前半戦は16試合出場にとどまった。後半戦はやや盛り返したが、50試合出場にとどまり、こちらも退団となった。

池田隆英投手は横尾俊建内野手との交換トレードで3月上旬に加入。開幕3戦目(3月28日)の古巣・楽天戦で先発し、4月13日の西武戦で移籍後初勝利を挙げた。前半戦は13度先発したが、なかなか白星に恵まれず、後半戦は失速する形になった。10敗はリーグワーストタイだった。

後半戦開幕直前に公文克彦投手、平沼翔太内野手とのトレードで佐藤龍世内野手、木村文紀外野手が西武から加入した。佐藤は主に二塁を任され、自己最多の117打席に立って打率.219をマークした。一方、西武で通算649試合に出場した木村は23試合の出場にとどまり、打率.103と低迷した。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2