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たくさんの地元企業の協力で、2018年の12月にオープンしたANCHOR HOTEL FUKUYAMA(以下:アンカーホテル福山)。
「福山をもっと知ってもらい、人や地域をつなぎたい」という思いは、ホテルのいたるところに福山市で作られたプロダクトがあることから伝わってきます。
アンカーホテル福山がオープン以来続けていることは、地元ものづくりの魅力を発信すること。
繊維産地の技術力の高さを伝えるために、2021年11月14日(日)から毎週日曜日、デニムアクセサリー作りのワークショップ「DENIM CRAFT WORKSHOP with REKROW」を開催しています。
筆者も12月12日の日曜日、ワークショップにおじゃましたので、そのようすをレポートします。
1時間というワークショップの時間は、あっという間に過ぎてしまいました!
「DENIM CRAFT WORKSHOP with REKROW」で伝えたいこと
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広島県福山市は、有数の繊維産地として知られています。
福山市北部で生産されたデニムを使ったアクセサリー作りのワークショップ「DENIM CRAFT WORKSHOP with REKROW」は、単なるワークショップではありません。
REKROWプロジェクトの協力により、ワークショップを通して、デニムの持つ可能性と繊維産地の技術力の高さを体感してもらうことを目的としています。
REKROWプロジェクトとは
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「REKROW(リクロー)」は、2020年に福山市で発足しました。
REKROWは、ワークウエアの使い捨てを見直し、作り方や使い方、捨て方までを考えた持続可能な産地型サーキュラーエコノミーを実現するプラットフォームを目指しているプロジェクトです。
サーキュラーエコノミーは循環型経済のことをさします。
循環型経済は、これまで廃棄されていた製品や原材料をリユース(再利用)・リサイクル(再資源化)・リファービッシュ(再整備)し、新たな資源と考えて循環させる経済のシステムのこと。
そのなかでも産地型サーキュラーエコノミーは、原材料や製品などを作っている産地で循環させる経済システムです。
ワークショップ DENIM CRAFT WORKSHOP with REKROWは、産地型サーキュラーエコノミーを目指すREKROWの協力で開催されています。
「DENIM CRAFT WORKSHOP with REKROW」は宿泊客でなくても参加可能
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ワークショップの詳細は以下のとおりです。
ワークショップ DENIM CRAFT WORKSHOP with REKROWは、11月14日(日)からスタートしています。
毎週日曜日の午前11時から12時までの1時間で開催。
ワークショップの場所は、雰囲気がとっても良いアンカーホテル福山1階の「ANCHOR BAR」です。
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料金は1人1,000円(税込)なので、気軽に体験しやすいですね。
アンカーホテル福山の宿泊客はもちろんのこと、一般の人も参加できますよ。
予約が必要なので、参加したい日の前日午後10時までに、電話かアンカーホテル福山のフロントで申し込んでくださいね。
ワークショップ DENIM CRAFT WORKSHOP with REKROWの内容
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ワークショップの内容です。
- REKROWプロジェクトについての説明
- 作業着の「ほどき」作業をしてもらい、縫製技術の高さを体感
- REKROWプロジェクト内で生じたデニム端切れを使用してアクセサリー作り
3つのパートに分かれています。
ワークショップ中は、アンカーホテル福山のスタッフのかたがていねいに説明、サポートをしてくれました。
DENIM CRAFT WORKSHOP with REKROWを体験してみた
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12月12日(日)に、筆者あわせて3人でワークショップに参加しました。
筆者はワークショップのようすを撮影。
予定されていた1時間がいつの間にか過ぎてしまい「え〜もう12時!」というくらい、没頭して取り組めたワークショップでしたよ。
REKROWプロジェクトについての説明からスタート
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ワークショップは、REKROWプロジェクトについての説明から始まります。
動画でREKROWプロジェクトについてお勉強。
産地型サーキュラーエコノミーを目指す、REKROWプロジェクトとは何かを説明してもらいました。
作業着の「ほどき」作業に没頭
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デニムを使ったアクセサリー作りを始める前に、作業着の「ほどき」を体験します。
作業着の「ほどき」作業とは、縫っている糸を取り外し、縫い合わせる前の状態にすることです。
服の解体ですね。
「ほどき」用のデニム作業着は、常石造船株式会社で約1年間実際に着用されたものです。
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今回のワークショップは、1着の作業着の袖口を2人でほどく作業をしました。
スタッフのかたが「30分くらいを目処に袖口をほどいていただきたいです」といわれていましたが、いやいや20分もかからないだろうと筆者は思ったものです。
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しかし、2人がほどき始めたようすを見ると「これは時間がかかるかも」と思い直しました。
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しっかりと縫製されているので、ほどく作業は簡単ではありません。
やはり20分では終わらず30分かかりました。
作業中は、「ちょっと楽しいかも」「集中するわあ」となんだか前のめりでほどいていた2人(笑)
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ほどいた袖口の表と裏です。
ボタンホールの糸も取りました。
時間がかかるはずです。
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ほどく作業を実際に体験してみると、縫製技術の高さがよくわかります。
ワークショップの目的のひとつは、作業着の「ほどき」作業をすることで、縫い目の正確さや丈夫な縫い方がどのようになっているのかを理解してもらうことなんですね。
縫製技術のすばらしさ、伝わりましたよ!
デニム端切れを使ってアクセサリー作り
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作業着の「ほどき」作業の次は、アクセサリー作りです。
ワークショップの前半でほどいたデニムを使うのではなく、別に用意されたデニムの端切れを使います。
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デニムのアクセサリー作りは、端切れを好きな形に切ったり、結んだりと自由に作ることができました。
糸も使えます。
イヤリングにしても良いし、カバンなどにつけるタイプにしても良いなあ。
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さまざまなパーツがあり、どれを使ってもOK。
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「デニムをどのような形にして、どのパーツを組み合わせるか?」ものづくりが好きな人は燃えますよね。
道具もそろっています。
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星型のお皿に、パーツやできあがったアクセサリーを入れます。
アクセサリー作りの時間は30分ほどだったので、「どんなものを作るかじっくり考える時間がもう少しほしい!」と作っている2人は言いながらも、どんどんアクセサリーを仕上げていきました。
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だんだん口数が少なくなり、目が真剣(笑)
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端切れに穴をあけてリングを通す作業やふたつのパーツを組み合わせるのが難しいときは、スタッフのかたが「こうすると良いですよ」とアドバイスしてくれました。
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気がつくと12時になっていたのでワークショップは終了です。
時間いっぱい作れるだけのアクセサリーを作りました。
完成したデニムアクセサリー
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DENIM CRAFT WORKSHOP with REKROWのワークショップで作ったアクセサリーです。
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この世に1つだけのアクセサリー。
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用意されていた糸をアクセントとして。
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デニムのイヤリングが完成しました。
おわりに
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アクセサリーを作るワークショップは珍しくありません。
しかし、DENIM CRAFT WORKSHOP with REKROWのワークショップは、繊維産地の技術力の高さを体感してもらうというコンセプトの構成になっています。
学びと創造。
日常生活のなかでは、あまりなじみがないかもしれないデニムをほどく作業。
やってみると没入感があり、無心でデニムの作業着をほどいていく時間を楽しめますよ。
アクセサリーは独創的なものを作っても良し、手軽なものをたくさん作っても良しで、自由なものづくりの時間を過ごせます。
アンカーホテル福山のワークショップで、作業着のほどきとアクセサリー作りを通し、福山の繊維技術の高さを体感してください。
そして、オリジナルデニムアクセサリーを創造してみましょう!