矢板市出身の書家・現代アーティストの柿沼康二(かきぬまこうじ)さんが世界的芸術家岡本太郎(おかもとたろう)さん(1911~96)を作品化するプロジェクト「今がすべてだ!-続・柿沼康二の挑戦状」が東京・南青山の岡本太郎記念館で開かれている。2010年の「化け文字~書家・柿沼康二の挑戦状」に続く企画展。会場で制作を続け、即興的に作品を仕上げていく。
作品を「もの」ではなく「アクションそのもの」と捉える柿沼さん。今回の展示について、「太郎の城に体ごと飛び込み、太郎の気配の中から生まれたインスピレーションで、太郎の言葉をこの世に再びよみがえらせたい」と語る。記念館の空間を、完成作品だけでなく現場でのアクションから生み出した作品で、4カ月間の会期をかけ作り上げていくという。