19日(日)は低気圧が日本海から東北地方を通過し、低気圧周辺では大気の状態が不安定となる見込みだ。日本海側では広く雪や雨が降り、北陸の山沿いを中心に再び雪が強まるおそれがある。太平洋側では関東など冬晴れの続く所もある見込み。
　来週前半は北日本日本海側で荒天のおそれがあり、最新の情報に注意が必要だ。

19日(日)の天気　日本海側中心に雪や雨　北陸山沿い中心に再び雪強まるおそれ

　西日本では午前を中心に雪や雨が降りそうだ。九州北部地方では19日(日)未明から朝にかけて山地、平地ともに大雪となるおそれがあり、注意が必要。北陸以北の日本海側では断続的に雨や雪が降り、雷を伴って降り方が強まるおそれがある。また、北陸の山沿いでは再び雪の降り方が強まるおそれがあり、積雪の急増に注意が必要だ。
　一方、太平洋側では関東を中心に晴れる所も多い見込み。空気の乾燥が続く所もあるため、火の取り扱いに注意が必要。

19日(日)の気温

　朝の最低気温は前日とあまり変わらず、北陸以北では氷点下の所が多い予想だ。
　最高気温は全国的に前日より3℃ほど高くなる見込み。ただ、北日本では日中でも氷点下の所があり、東・西日本でも10℃前後とこの時期としては低い状態が続きそうだ。

来週の天気　日本海側中心に雨や雪　太平洋側は晴れる日多く

＜21(火)～22日(水)＞
　オホーツク海付近で低気圧が発達し冬型の気圧配置が強まる。北日本日本海側を中心に荒れた天気となり、低気圧の発達の程度等によっては大荒れのおそれもある。西日本や東日本の太平洋側は広く晴れる見込み。

＜23(木)～24日(金)＞
　北日本中心に冬型の気圧配置が続く。北陸以北の日本海側を中心に雨や雪の降る所があるが、太平洋側では関東など晴れる所もありそうだ。

＜25日(土)＞
　再び冬型の気圧配置が強まり、上空に寒気が流れ込む。日本海側では広く雪が降るが、太平洋側では広く冬晴れとなりそうだ。

来週の気温　西日本では平年より気温高め　関東はこの時期らしい寒さに

　来週前半は西日本では次第に寒気が抜けて、後半にはこの時期としては暖かい空気が流れ込み、最高気温が15℃を上回る所もありそうだ。関東でも、徐々に寒気は抜けるが、来週はこの時期らしい寒さの日が多くなる見込み。
　一方、北日本では寒気の流れ込みが続いて厳しい寒さが続きそうだ。

（気象予報士・宮崎由衣子）