メッツの新監督が65歳のショウォルターに決定 4年ぶりの現場復帰

日本時間12月19日、メッツのスティーブ・コーエン・オーナーは来季からチームを率いる新監督がバック・ショウォルターに決定したことを発表した。1次面接を行った6人の候補者のうち、ショウォルター、ジョー・エスパーダ(アストロズ・ベンチコーチ)、マット・クアトラーロ(レイズ・ベンチコーチ)の3人が最終面接に進んでいたが、メッツは通算1551勝の実績を誇るショウォルターを選択。3年契約であることが報じられており、ショウォルターは今後コーチング・スタッフの編成を進めていくことになる。

現在65歳のショウォルターはヤンキース(1992~95年)、ダイヤモンドバックス(1998~2000年)、レンジャーズ(2003~06年)、オリオールズ(2010~18年)の4球団で合計20シーズンにわたって監督を務め、通算1551勝1517敗(勝率.506)を記録。地区優勝2度のほか、ワイルドカードを3度獲得し、ヤンキース時代の1994年、レンジャーズ時代の2004年、オリオールズ時代の2014年と3球団で最優秀監督賞を受賞している。

エスパーダとクアトラーロはともに球界屈指の優秀なフロントオフィスのもとで好成績を残しているチームでベンチコーチを務めているが、監督経験はない。メッツは個性豊かな選手たちを率いていくうえで、エスパーダやクアトラーロのような若い指導者よりも、実績豊富なショウォルターのほうが適任であると判断したようだ。また、ニューヨークの球団での監督経験があることも、ショウォルターにとってアドバンテージになったとみられる。

ショウォルターが監督を務めたのはオリオールズ時代の2018年が最後であり、4年ぶりの現場復帰となる。ジェイコブ・デグロム、マックス・シャーザー、フランシスコ・リンドーア、ピート・アロンゾ、ロビンソン・カノーといった個性豊かなスター軍団を65歳のベテラン監督がどのようにまとめ上げていくか注目だ。

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