19日(日) 東京で今季初の冬日・初氷を観測 昼間も真冬の寒さ 局地的な大雪にも注意

 19日(日)は、強い寒気の影響により、東京都心で今季初の冬日となり、初氷も観測された。昼間も真冬の寒さが続く見込み。また、日本海側では局地的な大雪にも注意が必要だ。

晴れている地域でも防寒を

19日(日)午前11時までの最低気温[上]と19日(日)午前8時過ぎの葛飾区水元公園の様子(撮影:ウェザーマップ)[下]

 19日も、日本列島は強い寒気に覆われているため、朝は全国的に厳しい冷え込みとなった。全国の7割を超える観測地点で0℃を下回り、各地で今季の最低気温を更新した。東京都心でも-0.7℃まで下がり今季初の冬日となり、平年より5日早く初氷も観測された。その他、横浜や銚子(千葉)、津でも初氷を観測、広島からは初霜の便りが届いている。

 日中にかけても冷たい空気が残るため、気温はこの時季としては低い状態が続く見込み。日ざしがたっぷり降り注いでいる地域でも、油断せずに暖かい服装を心がけたい。

日本海側では局地的な大雪に注意

 日本海側では広い範囲での大雪の峠は越えているものの、北陸や東北を中心に降り方が強まっている所もある。夜にかけては上空に寒気を伴った低気圧が東北南部から北陸付近へ近づく影響で、周辺では局地的に大雪となる所もありそうだ。大気の状態も不安定なため、落雷や突風にも注意が必要。
 また、すでに多くの雪が積もっている所もあり、雪崩や落雪、路面の凍結などにも引き続き十分な注意が必要だ。

(気象予報士・佐々木聡美)

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