歳暮用「五島うどん」の製麺ピーク 新上五島

お歳暮用の五島うどんの生産がピークを迎えている工場=新上五島町七目郷、ますだ製麺

 長崎県新上五島町七目郷の製麺業、ますだ製麺で歳暮や贈答用の「五島うどん」の生産がピークを迎えている。工場、直売所とも年末までフル回転が続く。
 五島うどんは細麺でこしが強く、のど越しが良いのが特徴。近年は知名度も高まり、同社は有名百貨店など全国から受注。11、12月で年間売り上げの3割強を占める。
 同社常務、舛田好伸さん(61)は「季節に合わせて原料の配合や製法を変えている。冬製造のうどんは塩味が少なく、延びやすいものにし、夏はその逆。季節に合ったうどんをおいしく食べてほしい」と話す。
 同社では定番の乾麺が一番人気。唐辛子うどんなど種類も豊富で、詰め合わせの需要が高いという。


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