北日本は寒気の影響受けやすく 週末はまた各地で真冬の寒さ 雪にも注意を

 きょう(日)は日本海側で雪が続き、北陸や東北で雪の降り方が強まる所もある見込み。積雪がさらに増えるおそれがあるため、車の運転などには注意が必要となる。
 北日本はこの先も寒気の影響を受けやすく、火曜日から水曜日にかけて荒れた天気となるおそれがある。
 また、クリスマス頃には強い冬型の気圧配置となるため、全国的に厳しい寒さとなり、西日本でも雪の降る所がありそうだ。

日本海側中心に雪続く

 日本列島は強い寒気に覆われていて、けさは今シーズン一番の冷え込みになった所が多くなった。きょう(日)も日本海側は雪が続いていて、北陸や東北南部では低気圧の影響で雪の降り方が強まっている所もある。このあとも積雪の増加に注意が必要となる。
 西日本の太平洋側や東海も雨や雪の降っている所があるが、夕方にはやむ所が多い見込み。今夜は今年いちばん小さい満月となるが、夜は太平洋側で晴れる所が多くなりそうだ。夜も冷え込むため、観察の際は暖かい服装を心がけたい。

 あす(月)も日本海側は断続的に雪が降るが、午後は寒気が少し北上して、北陸や東北も雨に変わる時間がありそうだ。
 ただ、火曜日から水曜日にかけては北日本を中心に冬型の気圧配置が強まって、荒れた天気となるおそれがある。北日本は広い範囲で雪となり、ふぶきにも注意が必要となる。

 太平洋側は晴れる日が多く、空気の乾燥した状態が続きそうだ。ただ、24日(金)、25日(土)ごろは太平洋側も雲が広がりやすい見込み。
 25日(土)から26日(日)ごろは強い冬型の気圧配置となって、広い範囲で荒れた天気となるおそれがある。強い寒気が流れ込み、日曜日以降は西日本でも雪の降る所がありそうだ。最新の情報に注意したい。

週末は各地で寒さ厳しく

 北日本は寒気の影響を受けやすく、気温は平年より低い所が多くなりそうだ。札幌では水曜日以降は真冬日となり、厳しい寒さが続く見込み。
 西日本や東日本は、週の中ごろには寒さが和らいで、西日本では15℃以上となる所もある見通し。この時季としては暖かくなるが、クリスマス頃からはまた日本列島が強い寒気に覆われて、週末には各地で真冬の寒さが予想される。この土日と同じくらいの寒さが数日続く可能性もあるため、体調を崩さないように気をつけたい。

(気象予報士・及川藍)

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