高校生の夢実現後押し 対象生徒と支援企業決定

 都農町の高校生の夢実現を後押しするため、事業所が年10万円を3年間支給する町企画の事業の対象生徒と支援事業所が決まった。趣旨に賛同し支援を申し出た4社のうち、3社と高校1年生3人のマッチングが成立した。
 16日、町役場で生徒と事業者の顔合わせがあり=写真、生徒は自分の夢を宣言。南国CBFが支援する小野琴和(ことわ)さん(16)=宮崎学園高=は「保育士の夢に向かって頑張る」。イツノマが担当する門田和浩さん(16)=高鍋高=は「放射線技師になる夢のために勉強する」。昭和テクノコンベヤが支援し、通信制高校で学ぶ津田光一さん(15)は「サッカーのためポルトガル語を勉強して海外留学したい」と力強く述べた。事業者は「3年間頑張りましょう」などと激励した。
 事業所は支援金給付のほか生徒各自の夢実現へ助言し、生徒は年1回、事業所に支援金の使途や近況を報告する。

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