サンタ姿で子どもの貧困撲滅訴え 宇都宮で200人パレード【動画】

サンタ姿などでオリオン通りを歩く参加者ら=19日午前11時35分、宇都宮市曲師町

 サンタクロース姿で街を歩き、子どもの貧困撲滅を訴える「サンタdeクリーン&ウオーク」が19日、栃木県宇都宮市中心部で行われ、約200人が参加した。

 イベントは今年で6回目を迎え、参加費は県内で子どもの貧困支援に取り組む14団体に寄付される。

 参加者は、サンタやトナカイなどクリスマスにちなんだ仮装でバンバ市民広場に集合。塩澤達俊(しおざわたつとし)実行委員長(56)が「子どもたちを支える喜び、支えられるありがたさを感じてほしい」とあいさつした後、「メリークリスマス」などと声を上げながら市街地をパレードした。

 その後、チームに分かれてごみ拾いも実施。イベントに参加した、子ども食堂運営に関わる宇都宮市宝木町、村井クリニックの花本要(はなもとかなめ)事務長(42)は「社会問題になっている子どもの貧困を、多くの人に知ってほしい」と話した。

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