【追う!マイ・カナガワ】コロナ禍で2度目の年末年始、どう過ごす?

新型コロナウイルスの新規感染者も落ち着き、クリスマスマーケットを楽しむ人々でにぎわう横浜赤レンガ倉庫=横浜市中区

 新型コロナウイルスの感染状況は落ち着いているが、新たな変異株「オミクロン株」や流行の「第6派」も不安視される。そんな年末年始をどう過ごすか─。神奈川新聞「追う! マイ・カナガワ」取材班が「マイカナ友だち」を対象に実施したアンケートでは、「自粛継続」「もう少し様子を見たい」などと、年の瀬のイベントシーズンを前に「自宅で過ごす」とした人が約8割に達した。

◆「自宅、または仕事」が8割

 アンケートは13~14日に実施し、580人が回答。「自宅で過ごす、または仕事」が最多で446人、「旅行や帰省をする」84人、「まだ決めていない」53人、「複数人の忘年会・新年会に参加する」50人などが続いた。

 「自宅で過ごす」を選んだ鎌倉市のフリーライターの女性(60)は「オミクロン株の動向が不明だから自粛継続」と声を寄せた。横浜市神奈川区の男性会社員(63)も「もう少し様子を見てから行動したい」と警戒感を示した。

◆「ワクチン打ったし、帰省」も

 一方、「旅行や帰省をする」を選んだ相模原市の50代主婦は「2年も親に会っていないから」とし、横浜市港北区のパート女性(42)も「私も家族も全員ワクチンを打ったので帰省しますが、実家以外は行かないです」と、離れて暮らす家族との再会を楽しみにする声が目立った。

 「忘年会・新年会に参加する」とした人からは「感染状況が沈静化しておりワクチンも接種したため」(葉山町の60代の無職男性)といったワクチン効果を期待する声が相次ぎ、藤沢市の男性会社員(58)は「コロナが落ち着いてる今がチャンス。でも複数人(7~8人)での忘年会は1回のみ。何度も行うと感染リスク高まりそうなので」と回答した。

◆「第6波」「オミクロン」で未定

 「まだ決めていない」では「オミクロン株の情報がまだ出そろっていないことと、第6波が来ないか様子見のため」(茅ケ崎市の40代の女性会社員)などと、今後の感染の動向に注意を払っている様子がうかがえた。「大規模イベントに参加」するとした横浜市港北区の40代の公務員男性からは「コンサートに行きます。声は出せませんが楽しみです」と寄せられた。

 アンケートでは「3回目のワクチン接種を希望するか」についても聞いた。「希望している」が415人、「検討中」112人、「希望しない」53人だった。

 希望する人からは「感染防止で期待できる」(横浜市泉区の50代の経営者男性)などと声があり、検討中や希望しないを選んだ声には、「副反応が心配」とする回答が目立った。(マイカナ取材班)

© 株式会社神奈川新聞社