プレミアリーグ第18節、トッテナム対リヴァプールは2-2の引き分けという結果になった。
アンディ・ロバートソンが一発レッドカードで退場になる一方、そのロバートソンに足裏タックルを見舞ったハリー・ケインは退場にならず。
【動画】ロバートソン、VARで一発レッドになった蹴っ飛ばしシーン
また、リヴァプールFWディエゴ・ジョタが倒されたシーンもPKにならないなどリヴァプール側に不利になったいくつかのジャッジが物議を醸している。
『BBC』によれば、ケイン本人やリヴァプールのユルゲン・クロップ監督らはこう述べていたそう。
ジェイミー・キャラガー(元リヴァプールDF)
「リヴァプールに不利な判定があった。あれは露骨なPKだったし、ケインは退場にされるべきだった。
VARは大きな場面でレフェリーを助けるためのものであり、あれは大きな場面だった」
ジェイミー・レドナップ(元トッテナムMF)
「(ジョタが倒された場面は)ゾッとする判定だ。単なる突進だった。
最低でもVARから意見があるべきだ。レフェリーの位置を観れば、彼は間違いなく見えていたはずだ。
こんなにひどい判定はない。サッカー好きや元選手で、あれがPKではないと言う人間はない。ジョークみたいな判定だ」
ハリー・ケイン(トッテナムFW)
「(自分のタックルはレッドカードだったか)
ノーだ、絶対に違う。強いタックルだったが、自分はボールを奪ったと思う。見返してはいないけどね。
トップレベルの相手と勝点をかけて戦う場合、強烈なタックルもある。彼らはチェックしたし、僕らは前に進む。
自分はそう感じなかったが、アンディは『自分の足をとらえた』と言っていた。
スローモーションにすると、実際よりもやや悪く見える。だから、VARがあるんだ」
ユルゲン・クロップ(リヴァプール監督)
「(あれはレッドカードだったか)
間違いない。Robbo(ロバートソン)にはレッドカードを出したのに。
最高にスマートなタックルではなかったが、間違いなくレッドカードだ。疑いの余地はない。
足が宙に浮いていたのは単なる偶然だった。ハリーにそれは判断できない。
(ケインからタックルを受けた)Robboの足が地面についていたら、骨折だった。
VARがいて、彼はロバートソンのことはもう一度見ると考えた。それはいい、そのために彼はいるからね。
だが、彼はあの状況では何をした?ディオゴ・ジョタのPKシチュエーションもあった。
ティアーニー主審は、ファウルを貰いたがったディオゴが意図的に止まったと言っていた。 もしシュートをしたい場合、何よりもまず止まらなければいけない。両方をすることはできないからね。
我々全員がレッドカードに同意していると思う。2人の人間に聞く必要がある。ティーアーニー主審とVAR担当だ。
ロバートソンにはレッドカードを出せた。彼自身もそれを分かっているが、ハリーも後半のピッチに立つべきではなかった。
ティアーニー主審が見てないなら、仕方ない。だが、VARは間違いなく気付いていた。ロバートソンのはもう一度見ろと伝えたんだからね。
PKになっていたはずの場面では、彼がわざと止まったと言われた。レフェリーはスタジアムで一番いい位置にいた。
助けてくれるレフェリーは必要ない。明確で客観的なレフェリーが必要だ。
3つの決定的な判定で、彼がやったひとつは正しい判定だった。それはRobboのものだったが、残り2つは間違えた。3つ全てが我々に不利だった」