平戸で西九州道建設促進大会 全線早期完成へ連携確認

西九州道整備促進の期待を込め、ガンバローを三唱する参加者=平戸市生月町開発総合センター

 西九州自動車道建設促進大会が18日、長崎県平戸市生月町の町開発総合センターで開かれた。長崎県選出国会議員や地元関係者ら約250人が参加し、全線早期完成に向け連携を確認した。
 西九州道は長崎、佐賀、福岡各県にまたがる全長約150キロで7割超の約110キロが供用されている。長崎県内区間約60キロのうち、松浦佐々道路=松浦インターチェンジ(IC)-佐々IC=の約19キロが未開通。
 沿線の佐世保、平戸、松浦、北松佐々の3市1町が主催。黒田成彦平戸市長が「2020、21年度に約100億円規模の予算が確保され、整備が順調に進んでいる。本日、遠く生月まで来る間に感じた不便さを整備促進への力に変えてほしい」。共催した県の中村法道知事は「県政の最重要課題として関係者との連携を深め、整備促進に全力を尽くす」などとあいさつした。
 朝長則男佐世保市長が▽松浦佐々道路など3区間の早期完成▽佐々IC-佐世保大塔ICの4車線化整備促進-など4項目を国に求める決議を読み上げ、拍手で承認。最後に整備促進への期待と意欲を込め、全員でガンバローを三唱した。


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