平和公園の原爆供養塔で石製の鉢がセメントのようなもので埋められた問題で、広島市は鉢の修復作業を行いました。
原爆供養塔には原爆で犠牲になり身元や遺族が分からない約7万柱の遺骨が納められています。
しかし、納骨室の出入り口前に設置されている献花用の石製の鉢がセメントのようなもので埋められていました。
広島市は器物損壊の疑いで警察に被害届を提出し、20日公費で埋められていたものを取り除く作業を行いました。
広島市 原爆被害対策部調査課 住田達哉課長「修復の作業が年内にできて安心しています。(原爆の犠牲者を)供養するために皆さんが訪れる場所なので
大切に使っていただければ」
今後は鉢を寄贈した男性の遺族の意向を踏まえ、砂を入れて線香などが立てられるようにするということです。