アニメーターGOZオリジナル作品、成約総額3,145万円突破。アニメーションは飾る時代へ!

国と企業を越えた専門家約150名が所属する国際映画スタジオNOMA主催、 業界初アニメーターに焦点を当てた、 「アニメーションを、 飾る」アニメーター郷津春奈単独個展が10月15日~31日開催。 デジタルならではの新しい表現を発信する銀座個展が行われた形となり、 アニメーター郷津春奈の初となる完全オリジナル作品9点が飾られた単独個展となった。 個展会場では連日多くの方々が集まり、 「呼吸」をテーマとした、 「アニメーションを、 飾る」というアートの新しいジャンルの作品を鑑賞することができた。 アニメ(アニメーション)と聞くとカラー30分のストーリーを想像しますが、 今回の作品はモノクロ+差し色が入ったGOZオリジナルのループ作品であり、 動物、 人間が「呼吸」をするシンプル且つリアルな描写が映し出された作品となった。 GOZ本人は0から1になる美しさ、 未完成という完成と語る。会場ではアニメーター業界の著名人や人気声優も来場し、 子供向けのアニメ教室や、 メディアインタビュー、 撮影などが行われた。 そんなGOZの9作品は多くの方々を魅了するとともに個人および企業のアートコレクターの目に止まりギャラリストのSynchroArt財団発表成約総額3,145万円と発表。 アニメーターが単独個展を開き、 且つアニメーションの新しいジャンルを切り開き、 市場にて評価された作品となった。

本個展の企画とキュレーションを務めた映画監督の伊藤太一は、 下記のように振り返る。

伊藤太一コメント

アニメーション業界は、 ある。 ですが、 “アニメーター業界”が認知されていないことに疑問がありました。 わたしたち映画監督は幸いにもアーティストとして立っていますしかし、 アニメーターには、 代表者として想い浮かぶ“顔”がありません。 一般人に全想起される方々は既に“映画監督”であり、 アニメーターではないのです。 各国コンテンツ産業の頂点にあり、 コロナ禍に一時停止した映画界を牽引してくれたのはアニメーション業界。 その業界を支え、 観客たちを導いたのは企業ではなく、 “アニメーター”たちです。 わたしは彼らに、 相応しいステージを用意しようと決めました。 ハリウッド、 ロンドン、 パリ、 韓国や中国にも情報を求めた結果、 GOZこと、 郷津春奈さんを選びました。 職人としての美学を貫くアニメーターたちは、 表舞台に立つことを選びません。 しかし一方で、 急激な表現技術の発展とストリーミングの台頭による作品の大増産に、 現場からの悲鳴が上がっています。 さらに、 完成作品に圧倒的な差違をつけられなくなった現代では作品の価値がコモディティ化されている。 “消費される作品とアーティスト”を見過ごさず、 近未来の正しい加速の中でなお輝く、 アニメーターに登壇願おうと想いました。 GOZさん、 彼女は自らが矢面に立たされることを厭わず、 当然に現役の忙殺される日々を歩みながら、 この新たな闘いに名乗りを上げてくれました。 「アニメーションを、 飾る」という可能性の価値化を生み出せたのは、 彼女の覚悟、 決意に他なりません。 我々アーティストたちはその勇気に立ち会い、 更なる認知を可視化しました。 アニメーターGOZの作品を手にしたファースト コレクターと大勢の支援者たちに、 最大の敬意を表します。 作品とアーティストは支援者の存在により消費されることなく、 永遠を手にします。 GOZは世界中のアーティストたちへ、 近未来を観せることに成功しました。

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