【関西】氷の神秘!美しい樹氷が楽しめるスポット5選

※樹氷は冬の特別な気象条件が揃わなければ見られません。状況は日々変動するため、訪問前に最新の情報をご確認ください。
※登山が必要なスポットへは事前に情報を確認の上、アイゼンなど装備を持ってお出かけください。
※登山初心者の方は必ず熟練者に同行するか、ガイドツアー等にご参加ください。

1.【大阪府】金剛山

関西の冬山登山の定番スポットとして人気を集める金剛山。1~2月頃の厳寒期には、山頂を中心に凍てついた美しい樹氷が見られます。付近には「葛木神社」や「転法輪寺」があり、雰囲気のある宗教建築とともに美しい雪景色を鑑賞できるのも魅力。金剛山には「千早本道」と「伏見林道」を通る2つの登山ルートがあり、登山の初心者から繰り返し登頂する愛好家まで幅広い層の人々が訪れます。

「金剛登山口」バス停からすぐそばに登山道があり、楠木塚や岩湧山を眺めながら山頂を目指すことができる「千早本道」ルートがおすすめです。山頂には国見城跡もあり、摂河泉を広く見渡せます。下山は仁王杉や展望台で一息つきながら、伏見峠を通って「金剛山ロープウェイ前」バス停へ。

【スポット情報】
■住所:奈良県御所市金剛山
■推奨コース等:村の下記ページをご参照ください。

2.【滋賀県・三重県】御在所岳

鈴鹿山脈につらなる御在所岳は、関西でも指折りの樹氷スポット。樹氷が鑑賞できるポイントまで徒歩で登る必要のある場所が多い中、こちらの御在所岳はロープウエイで簡単にアクセスできる点が大きな魅力です。体力に自信のない方でも、比較的楽にスポットを訪れることができます。ふもとにある御在所ロープウエイ「湯の山温泉駅」から「山上公園駅」を降りた先にある「朝陽台広場」は樹氷が現れやすい第1のスポット。見晴らしもよく、北アルプスの山並みも楽しめます。

さらに観光リフトに乗り換えてアクセスできる「頂上駅」付近でもよく樹氷が見られています。樹氷が見られる可能性がある季節は12月~3月ですが、特に1~2月は樹氷ができる気象条件が揃いやすい時期。天気の良い日には樹氷がすぐ溶けてしまうので、午前中が狙い目です。下山したあとは湯の山温泉の温泉街でぜひ身体を温めて帰りましょう。

【ロープウエイ料金】
往復券:
大人(中学生以上)/2,450円
小人(4歳以上小学生以下)/1,220円
【観光リフト料金】
ロープウェイ駅~頂上駅(往復)/650円

【スポット情報】
■住所:三重県三重郡菰野町湯の山温泉

3.【奈良県・三重県】三峰山

大和と伊勢にまたがる三峰山は標高1,235m。室生赤目青山国定公園に指定にされています。初夏の白ツツジとともに、山頂近くで見られる厳寒期の霧氷が大変美しいと有名。霧氷とは樹木などに氷が付着する現象で、樹氷も霧氷の一種。年間を通じて多くの登山客が訪れます。初めての冬山登山に三峰山を選ぶ人も少なくありません。三峰山頂への「不動滝ルート」にある不動滝も、特に寒さの厳しい冬には氷結し、氷瀑となることもあるのだとか。

例年1月~2月の約1カ月間にわたって山麓の「みつえ青少年旅行村」を中心に「三峰山霧氷まつり」が開催され、物産販売など楽しいイベントが行われます。2022年は1月22日(土)~2月20日(日)の土・日・祝日に開催予定。まつりの開催日程に合わせて近鉄「榛原駅」と会場をつなぐ通称「霧氷バス」が運行されるので、バスを利用するのがおすすめです。

【スポット情報】
■住所:奈良県宇陀郡御杖村神末1790(三峰山登山口)

4.【奈良県・三重県】高見山

奈良県東吉野村と三重県松阪市にまたがる高見山は、関西のマッターホルンとも呼ばれる登山の名所です。一年を通して人気がありますが、12月下旬から2月下旬にかけての厳寒期に山頂付近で神秘的な霧氷・樹氷が見られることもあり、大勢の登山客で賑わいます。三峰山と同じく例年期間限定の「霧氷バス」が運行されていて、近鉄「榛原駅」と「高見登山口」を結んでいます。

この登山口から向かう「杉谷ルート」はおもなルートの一つ。登山道は整備されていますが、登山に関してはある程度技術と体力が必要なので、冬山登山の装備をしっかりと揃えて臨みましょう。下山では平野ルートをとり、目的地である「たかすみの里」の温泉で疲れを癒やすのもおすすめです。

【スポット情報】
■住所:奈良県吉野郡東吉野村

5.【京都府】愛宕山

@zawawa_82

風光明媚な嵯峨嵐山エリアに位置する愛宕山は、京都市内からアクセスできる立地の良さが魅力です。標高924mながら、夏の新緑や秋の紅葉、そして冬の雪景色が美しい山として登山客に愛されています。

@ichikeisai

その樹氷の美しさは、なんと行っても山頂の「愛宕神社」との取り合わせにあります。東の比叡山とともに厚く信仰されており、「愛宕さん」の名で親しまれている神社です。あたりを囲む杉林の樹氷と、趣ある鳥居が織りなす白と黒のコントラストは実に幻想的。ふもとの「清滝」バス停から「月輪寺」方面へ向かい、山頂の「愛宕神社」へ向かうコースがおすすめです。帰りはそのまま戻るか、もしくは愛宕神社表参道から下山すれば「清滝バス停」に戻ることができます。

【スポット情報】
■住所:京都府京都市右京区嵯峨愛宕町

まとめ

樹氷は寒さが厳しい真冬の時期にだけ見られる現象です。強い風や湿度などさまざまな条件が重なって神秘的な情景が完成します。どのスポットも山の上へ足を伸ばす必要がありますが、それだけに樹氷に出会えた時の感動もひとしおです。冬山登山の準備や防寒対策をしっかりとしてお出かけください。

※樹氷は冬の特別な気象条件が揃わなければ見られません。状況は日々変動するため、訪問前に最新の情報をご確認ください。
※登山が必要なスポットへは事前に情報を確認の上、アイゼンなど装備を持ってお出かけください。
※登山初心者の方は必ず熟練者に同行するか、ガイドツアー等にご参加ください。
※各スポットの新型コロナウイルス感染拡大予防対策については公式HPでご確認ください。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉・密集・密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

© 株式会社大新社