地域課題 これで解決 小林高「ミラソウ」研究発表

「ミラソウ」での研究成果を発表する小林高生

 小林市の小林高(永倉英了校長、446人)が総合的な探究の時間に取り組む「ミラソウ(未来創造の時間)」の研究発表会は15日、同校であった。地元活性化や環境問題など持続可能な開発目標(SDGs)につながるテーマについて、生徒らが具体的な解決策などをポスター発表した。
 1、2年生が59グループに分かれ、4月から地元でのアンケートやインタビューなどを重ねてきた。探究科学コース2年生のグループは、子どもの頃から地域に関わることが人口流出の抑止につながると考え、小中高校生による「学生まちづくり委員会」の設立へ準備を進めた経緯を報告した。
 同グループのリーダーを務めた久留木彩美(あみ)さん(16)は「誰が責任者になるのかなど、設立にはいろんな調整が必要なことを学べた。地元の未来について考えるのはわくわくして楽しかった」と振り返った。

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