大阪ビル火災24人死亡 県内の雑居ビルも緊急点検へ 広島

大阪・北新地で24人が死亡したビル火災を受け、広島でも同じような雑居ビルを対象に、避難経路などを確認する緊急点検が行われます。

大阪市の繁華街で起きたビル火災。現場となった4階のクリニックでは院長ら24人が死亡しました。

この火災を受け総務省消防庁は、3階以上に診療所や飲食店など不特定多数が出入りする施設がある全国の雑居ビルのうち、階段が一つしかない約3万棟の

緊急点検を要請しました。

高橋勇介記者「福山市のデパートでは消防が防火シャッターの下に物がないか避難経路が確保されているか点検が行われています」

福山市の天満屋福山店では年末の巡回点検が行われました。

総務省消防庁が要請した緊急点検の対象ではありませんが、消防署の職員が各階を見て回り、防火シャッターの動作や屋外の非常階段が安全に使えるかなどを点検し、問題がないことを確認しました。

福山地区消防組合では大阪のビル火災を受け同様の建物について緊急点検を行うということです。

福山地区消防組合南消防署 下宮正靖署長「100%年内を考えておりますがこればかりは相手方がおられることなので、とはいえ早急に大坂のビルの類似したビルの査察は実施をしていこうと考えております」

広島市では先月、飲食店が密集する広島駅西側の通称エキニシで広範囲が燃える火事があったほか、6年前には流川地区の雑居ビルで3人が死亡する火災も

起きています。

中国地方一の繁華街がある広島市でも今後対象物件を絞り込んで立ち入り検査をしていくとしています。

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