朝鮮における今年最高の製品は「老化防止ローション」と「ビフィズスヨーグルト」など。
2021年度の12月15日品質メダル受賞製品が発表された。
12月15日品質メダルとは、朝鮮国内で最も良質かつ国際的競争力を持つ製品に授与される、朝鮮国内における品質評価の称号の一つ。国産製品に与えられる最高権威のアワードだ。
労働新聞20日付によると、今年度12月15日品質メダルを受賞したのは、７企業の19製品。
受賞製品は、咸興栄誉軍人樹脂日用品工場の軟質ポリ塩化ビニールメタンガスタンク、新義州化粧品工場の老化防止スキンローションと乳液、オ・イル（5.1）健康飲料総合工場のビフィズスヨーグルトなどだ。
国内の化粧品工業のけん引役である新義州化粧品工場は2018年度の男性用スキンローションに次ぎ二度目の受賞、咸興栄誉軍人樹脂日用品工場とオ・イル健康飲料総合工場は初受賞となった。
また12月15日品質メダルのほかに、高品質で優れた製品に授与される2月2日製品の授与も行われた。
今年は、大安親善ガラス工場の硬質ガラス、平壌歯科衛生用品工場の各種マウスウォッシュ、平壌チョンヒャン建材工場の無機質気泡保温材をはじめ、船興食料工場、高麗食料加工工場、万景台慶興食料工場、葛麻食料工場などの数百の製品が2月2日製品に登録された。
ISO、GMP、HACCPなどの国際認証を取得した企業も増えた。
同紙によれば今年、600余の生産工程が品質管理システム認証を取得。食料工業部門ではクムソン食料工場、輸城川総合食料工場など120余の企業の生産工程が品質安全管理システム認証を、保健医療部門では平壌予防工場、興南製薬工場、新陽郡栄誉軍人高麗薬工場などの300余の注射薬、錠剤、粉薬、液剤などがGMP認証を取得した。軽工業部門では被服、タオル、カバン、せっけん、シャープペンシルなどの生産工程が国際認証を取得した。
同紙は、1月の朝鮮労働党第8回大会で示された国家経済発展5カ年計画遂行の初年度だった今年、朝鮮各地の工場、企業所では国内の原料、資材で良質な製品を生産するため、技術革新や新商品の開発に積極的に取り組んできたと伝えた。
