茨城・群馬・埼玉県民も対象 栃木県「一家族一旅行」 来年2月末まで延長

栃木県庁

 新型コロナウイルス禍で客足が落ちた県内宿泊施設の利用を促すため、県内の宿泊や日帰り旅行代を割り引く「県民一家族一旅行」事業について、栃木県は20日、今月31日までだった対象期間を来年2月28日までに延長し、割引対象者の居住地域を茨城、群馬、埼玉の3県にも広げると発表した。

 新規感染者数が減少する中、隣県からの旅行者を受け入れることで、県内観光産業の活性化を促す。来年1月5日宿泊分からが対象となる。旅行商品購入時か宿泊施設でのチェックインの際に、ワクチン接種歴やPCR検査などで陰性を証明することが条件。

 旅行会社は県内または隣県の店舗で今月22日から受け付ける。宿泊予約サイトは、来年1月5日から順次取り扱う。割引額は本県民と同じく、宿泊が最大5千円、日帰りが最大2千円。土産物店などで使える最大2千円の地域限定クーポンも同様に配布する。

 一方、茨城、群馬両県も本県民が旅行する際に利用可能な割引制度を設けている。対象は茨城県は来年1月14日~3月10日、群馬県が同1月4日~31日で、宿泊、日帰りともに最大5千円割り引く。

 (問)県民一家族一旅行事業事務局028.614.7207(平日午前10時~午後5時)。

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