「訪問看護」動画でPR 栃木県が制作、ネットに公開

訪問看護をPRするために県が制作した動画の一場面

 在宅医療の中心的な役割を果たす「訪問看護」について知ってもらおうと、県は20日までに、PR動画を制作した。

 訪問看護は、病気や障害があっても住み慣れた地域や家庭で療養生活を送れるよう、看護師らが自宅などを訪問し、看護ケアを提供するサービス。

 動画は約4分間のドラマ仕立てで、自宅での生活に不安を抱える高齢者男性が訪問看護師に出会い、理解を深めるストーリー。看護師の専門的な知見を生かして必要な医療を分析する役割を担うことなど、介護サービスとの違いを分かりやすく説明している。

 通常期と緊急時、終末期に患者やその家族に対して訪問看護師が行う具体的な対応も紹介。動画はユーチューブの県チャンネルや県ホームページ内「とちぎ動画」で公開している。

 県医療政策課は「訪問看護師が在宅での色々な場面に寄り添って対応する身近な存在だと知ってほしい」としている。

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