31日までの12日間の交通死亡事故ゼロを目指そうと、県警は20日、全県的な広報活動「ファイナルカウントダウン」を始めた。昨年末の12日間で、年間の交通事故死者数の1割に当たる6人が亡くなったため、初めて企画した。期間中は街頭活動を一層強化する。
宇都宮市インターパーク4丁目の商業施設駐車場で出発式を行った。県内全19署からパトカーが集結。白バイや、スポーツカーのパトカーとともに計51台がずらりと並び、号令に合わせて一斉に車両を点検した。
吉田英生(よしだひでお)交通部長は「多くの県民にパトロール姿を見せて緊張感を持ってもらい、重大事故を防ぎたい」とあいさつ。参加した宇都宮南高の生徒が「飲酒運転は絶対にしないで」「車は原則ハイビーム。歩行者は反射材を徹底して」と事故ゼロの願いを読み上げた。
その後、警察車両は県警音楽隊の演奏に見送られながら、各管内のパトロールに向かった。