かまいたち、正月の夜にNHKで初MC。あらゆる映像コンテンツを縦横無尽に語り合う!

NHK総合では2022年1月1日に、かまいたち(山内健司、濱家隆一)がMCを務める「あたらしいテレビ2022」(午後11:20)を放送する。

番組では、テレビ局の垣根を超え、メディアやプラットフォームの境界、ジャンルの壁も超えて、世にあふれる映像コンテンツの数々について縦横無尽に語り合う。21年に印象に残った映像コンテンツから、感動した番組や圧倒された動画、新たなコンテンツの楽しみ方、そして映像業界の未来まで、濃厚な話題が高密度に詰め込まれた1時間だ。年始の休暇に見るコンテンツ選びのガイドにもなりそうだ。

多様化する映像コンテンツについて、複数の「部屋」が用意され、部屋ごとに徹底トークが展開。一つ目の部屋では「水曜日のダウンタウン」(TBS系)の演出として挑戦的な番組作りを続ける藤井健太郎氏と、「NHK紅白歌合戦」出場予定のBiSHのセントチヒロ・チッチ、人気ラッパーのBIM、さらば青春の光の森田哲矢の4人がトーク。別の部屋では、テレビプロデューサー/ラジオパーソナリティーの佐久間宣行氏と、コンテンツ好きで知られる俳優の岸井ゆきの、井之脇海、そして数々のヒット広告や映画の脚本なども手掛けるクリエーティブディレクター・澤本嘉光氏の4人が登場。「U18」部屋では、10代のインフルエンサーたちが、“あたらしい”テレビについて語り合う。

そんな個性的な面々のトークを、同局の番組で初MCとなるかまいたちの2人と、元サッカー日本代表でニュース番組のキャスターとしても活躍する内田篤人がモニタリング。また、メダリストの清水希容氏のほか、俳優の菅田将暉が特別ゲストとしてVTR出演。最近ハマったコンテンツについてなどのインタビューに答える。

収録を終えた濱家は「勉強になりましたね、本当に。一線でやってる方が、テレビとか映像に関して、どういう考えを持っているのかっていうのを聞けて。インプット、ほんまにせなあかんなと思いました」、山内は「一線でやってる人と、あと若い子。最先端の子たちの意見を聞いて、自分にない情報をめちゃめちゃ得られました。あと佐久間さんなんかは、こうなっていった方がいいんだろうなっていうことに気付き始めている。未来のテレビも、今後のメディア業界も、なんか変わっていきそうな気がするなって思いました」と感想を語る。そして、濱家は「珍しいですよね。民放の番組名もばんばん言うし。そこの垣根とか、隔たりなく、みんなが忌憚なく“テレビ”について意見してるっていうところを見てほしいです。すごく楽しかったです」と番組をアピールする。

続けて、山内は「僕らの時はテレビしかなかったのが、今はYouTubeもあるし、InstagramやTikTokとかもあって、見る側が選べる選択肢が増えましたよね。Netflix、Amazonプライムのように、オリジナルのドラマも出ている。見るのに手が回らないと思っていたんですけれど、今日の話を聞いたら、やっぱり見た方がいろんな幅が広がりそうだなって」と新たな気付きがあった様子。濱家も「メインの主戦場はテレビなんですけど、ほかのコンテンツを諦めたくないっていうのがあるんで。とりあえず手を出していきたいなっていう感じがありますよ。いろんな人に見てもらうのに越したことはないんで」と貪欲な姿勢を見せる。

トークの中で印象に残ったことについては、濱家が「舞台とかが配信で見られるようになったっていうこと。お笑い界もちょっと変わるんじゃないかな。テレビとかには出ていないけれど、劇場でめちゃくちゃ人気のある人っていて。でも、そういう方たちって、劇場にお客さんを呼ぶ収益しかなかったんですけど、いやいや、ドリームつかめるやん!ってなってきている。そこは楽しみですね、これから」と新たな可能性に期待し、山内は「一番印象に残ってるのは、佐久間さんが言った、なんてドラマやったかな…。(濱家「メア・オブ・イーストタウン」)それ、それです。自分は全く聞いたことないのに、メンバー、みんな知っていて。NetflixもU-NEXTも、一応契約はしてるのに、何見ていいか分からない状態だったんで、いいものを教えてもらったなっていう感じですね」と有意義な時間になったことを伝える。

さらに、山内は「メディア業界でトップを走ってきたのは、テレビで間違いないと思うんで、今、ほかのコンテンツの勢いもすごいですけど、形が変わって、またテレビが若い子も見るような王道のコンテンツに変わっていける可能性はあると思います。ここからめちゃくちゃ変革していくんじゃないかなっていうふうに、今日、特に思いました」と語り、濱家は「2021年にやった(配信に特化した)単独ライブもそうなんですけど、まだどの芸人もやったことなかったな、みたいなことに挑戦していきたいですね、いろいろやっていきたいです、新しいこと」と意欲を燃やしている。

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