与那国の黒糖でラム酒 和菓子やハーブの風味 「8島のラム」第2弾 瑞穂酒造

 瑞穂酒造(那覇市、玉那覇美佐子社長)はこのほど、与那国島の黒糖を使ったラム酒「YONAGUNI ISLAND RUM(ヨナグニアイランドラム)」を開発した。800本限定で22日~来年1月20日に販売し、要望に応じて追加販売も検討する。

 20日、玉那覇社長らが那覇市のJAおきなわ会館で発表した。県内8島の黒糖を使い、島ごとに8種類のラム酒を作る「シングル・アイランド・シリーズ」の第2弾で、玉那覇社長は「商品の発売により、島のPRにつなげたい。島の基幹産業を担うサトウキビ農家にも貢献していきたい」と述べた。

 「ヨナグニアイランドラム」は、きな粉餅やようかんを連想する、和菓子のような香ばしい風味にハーブやかんきつ類の風味も感じられるという。500ミリリットルで、アルコール度数は40%。1本当たり約700グラムの黒糖を使用している。

 与那国島の伝統工芸品のクバ巻で包んだ特別版100本を、22日に瑞穂酒造の本社工場などで先行販売する。レギュラー商品は2022年1月20日に発売する予定。価格は3520円。

 問い合わせは瑞穂酒造(電話)098(885)0121。

 (呉俐君、写真も)

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