資源活用のヒント探る 新田学園児童、農家を訪問

坂本裕之さん(左)からSDGsの取り組みについて話を聞く児童ら

 新富町・新田学園(池川由美校長)の小学部6年の児童40人は17日、SDGs(持続可能な開発目標)について学ぶ校外学習を行った。町内の農家や酪農牧場を訪問。実践している取り組みについて説明を受けるなどして、自分たちができることのヒントを探った。
 同町日置のピーマン農家、坂本裕之さん(39)は、ハウスで天敵昆虫を使って害虫を駆除し農薬を減らしていることや、パソコン、スマートフォン、ドローンを駆使して効率的に栽培していることなどを説明した。児童らはピーマンの収穫作業も体験。丸ごと焼いたピーマンの試食では、「おいしい」「最高」と夢中で頰張っていた。
 このほか、資源について考えるカードゲームや海岸清掃も実施。山本怜生君(12)は「テントウムシなどの虫で害虫を駆除していることなど、農家さんがいろいろ取り組んでいることが分かった。今後は資源を減らし過ぎないような生活をしたい」と話した。

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