朝鮮中央通信、「靖国参拝の日」に注目 中国メディア引用し真珠湾攻撃を想起

朝鮮中央通信は、先頃、日本の国会議員が靖国神社を参拝した日に注目し、「変わらぬ侵略的本性の発露」であると非難した。

12月7日、日本の与野党国会議員99人が東京の靖国神社を参拝した。

朝鮮中央通信

21日発の朝鮮中央通信は、これについて中国メディアを引用して「今回の集団参拝は、日帝が太平洋戦争を挑発した日(12月8日)に時点を合わせて行われたのでいっそう激しい国際社会の非難をかき立てている」と指摘した。

引用したのは中国紙「チャイナ・デーリー」(9日付)。 同紙は「日本の国会議員らは恥ずべきシグナルを送っている」と題する論評で、12月7日を靖国神社参拝日に選択したのは偶然のことではないとし、まさに80年前、日本は真珠湾に対する不意の攻撃を行って数千人を射殺したと糾弾した。

朝鮮中央通信は「軍国主義思想鼓吹の拠点であり、海外侵略の象徴である靖国神社に対する参拝問題は、国際的正義と良心に関する問題として、時期と時を論じる性格ではない」としながらも、「しかし、2年余ぶりに再開された今回の集団参拝の時点を重大視せざるを得ないのは、その根底に「大東亜共栄圏」の昔の夢を必ず実現してみようとする日本の野望がうごめいているためである」と主張した。

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