【動画】角田裕毅とガスリーが語る『メディアとSNS』との付き合い方

 毎回一つのテーマに沿ってドライバーたちがインタビューに答えるアルファタウリ・ホンダの『ビハインド・ザ・バイザー』シリーズ。今回、角田裕毅とピエール・ガスリーのふたりは、『メディアとSNS』について、彼らの考えを明かしてくれた。

※Youtube設定から日本語字幕あり

 世界中からの注目を集めるF1ドライバーにとって、メディアとの関係は切っても切り離せない。彼らはメディアを通して自らの存在をアピールし、考えを伝えることができる一方、常にメディアからの視線にさらされることは負担にもなりうる。

 そんなメディアについてガスリーは、「F1ではレース中もそれ以外のときもメディアで溢れているけど、それは僕の仕事の一部」と割り切り、重要性は認めつつも、「それほど重視しているわけではない」と程よい距離感を保ちながら付き合っているようだ。

「メディアは大好きではないけど、うまくやっている」という角田も同意見。成績が思うように出ず悪く書かれても「勉強になるし、成長に繋がる」と、自らの糧にしているという。

 一方のSNSでは、ドライバーたちが自発的に発信することが求められる。SNSについてのふたりの意見はどうだろうか。

「SNSでレースについて語るのはあまり好きじゃない」と語るのは角田。「レースが終わればレースのことは考えたくない」というのがその理由だ。

 そんな角田に比べると、ガスリーはSNSでの生活を楽しんでいる様子だ。彼にとってSNSは「自分の考えや自分自身のことを表現できる場所」であり、「自分を応援してくれる人と繋がることのできる方法」だという。

 さらに、ガスリーにとってSNSには特別な意味がある。幼い頃にトップアスリートのSNSでの投稿を見てモチベーションを高めていたというガスリーは、「いつか誰かの支えになったり刺激を当てたりできれば嬉しいね」と、自らもそうした次世代の選手に影響を与える存在でありたいのだと語った。

 メディアについてもSNSについても、ふたりに共通していたのは常に自然体でいるという考え方だ。あくまで自分が好きなやり方で気負わずに『メディアとSNS』と付き合うのが、本業であるレースに集中するために彼らに適した方法なのだろう。

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