みなさんこんにちは。
今回は東急電鉄全線が1日乗り放題ができるお得な切符『東急線ワンデーパス』を紹介したい。
田園都市線を走る5000系
全線の営業距離104.9KMは、意外と短いと思っている。(参考:横須賀・総武快速線の久里浜―千葉間109.6KM/近畿日本鉄道全線の営業距離501.1KM)なので、本気出せば1日で全線走破することも出来るかもしれない。
全線の営業距離は大手私鉄の中では中の下とされている。(参考:近畿日本鉄道全線の営業距離501.1KM)しかしながら、売上高は11,642億円(参考:近畿日本鉄道の売上高11,942億円)。1KMあたりの区間での売上高は確実に黒字と言えるに違いない。
私が思うには、東急線が通勤通学路線として機能し、東急のブランド戦略が功を奏しているからだと考察した。
東急ワンデーパスの説明
東急電鉄の公式HPから引用させていただいた。一部、内容を書き改めた箇所もある。ご理解の上で一読して欲しい。
発売箇所は東急線各駅の券売機からお求めできます。なお、世田谷線・こどもの国線は購入方法が異なります。
発売時間は、始発から22:30まで取り扱います。
販売価格は、おとな680円、こども340円でございます。
有効期間は、券面に記載されている有効期間内で1回限り有効となります。
ご利用について:磁気乗車券とPASMOでご利用いただけます。
しかし、一部のPASMOはご利用いただくことができません。SUICAなど他社の交通系ICカードは、ご利用いただけません。
乗車範囲は東急線全て(東横線、目黒線、田園都市線、大井町線、池上線、多摩川線、世田谷線、こどもの国線)。なお、渋谷、中目黒、目黒で接続する東京メトロ各線と都営地下鉄、横浜で接続するみなとみらい線など他社線は乗車範囲の対象外となります。他社線も乗り放題でご希望の場合は、東急線みなとみらい線ワンデーパス、東急線・東京メトロ共通1日乗車券、東急線・都営地下鉄・東京メトロ共通1日乗車券をお求めください。
参考程度の話になるが、東急線の初乗り運賃は、おとな130円と(きっぷでご乗車)低く設定されている。例えば、1駅ずつ乗車する場合でも、6回より多く乗れば元は取れるようである。とにかく沢山乗れば、元は取れるということだ。
おすすめの駅
当記事で紹介した場所は、あくまでも一部ですので、自らのアシで行くことをおすすめする。横浜在住の筆者が書いたため、特に東横線を中心に紹介する。
渋谷
東急線最大のターミナル駅と知られ、今日も東京メトロとの相互乗り入れも継続中。(2013~東横線=副都心線、2003~田園都市線=半蔵門線)東急百貨店渋谷本店やBunkamura、渋谷ヒカリエなど、東急グループ関連施設もある。スクランブル交差点の他にも名所、ランドマークは多数ある。
代官山
各駅停車で一駅。ホームは一部トンネル内にあるので、特徴的な造りをしている。そして代官山も特徴的な街である。同潤会代官山アパートメントの取り壊しによる再開発で、瀟洒な雰囲気を持つ街並に変化した。その再開発に大きく関与したのは90年代のビーイングの経営者、長戸大幸。音楽プロデューサーは街のプロデュースも手がけた。(もはや演出の域を超えた。)
比較的新しめな建物が多く、区画整理も進んでいる。それなりにお洒落な店も多いとは思うが。
ちなみに私は代官山蔦屋書店をおすすめしたい。テナント内によくある書店とは違う。
中目黒
駅の脇には目黒川が流れている。桜並木で有名で、お散歩にはオススメである。比較的駅前も栄えている。2013年までは、日比谷線との相互乗り入れを実施していた。
自由が丘
ハイソな住宅街に近いことか、おしゃれな印象がある。近隣の奥沢駅、大岡山駅にも近い。
多摩川
多摩川園という遊園地が存在したのも昔。約10年にも及ぶ駅舎改良を経て、現在は東横線、目黒線、多摩川線が乗り入れている。有名な桜坂へは、多摩川線に乗り換え沼部駅で下車することを奨める。
多摩川駅構内の駅そばは美味しいので、一度試しして欲しい。
妙蓮寺
駅前に妙蓮寺が隣接する。
妙蓮寺から白楽まで、一応歩けるものの、目立ったものは特にない。
白楽
神奈川大学の最寄駅として学生の往来も盛ん。六角橋商店街の最寄駅。
東白楽
白楽の隣の駅です。白楽から横浜の手前までは、フラワー緑道が整備されています。フラワー緑道は、2004年に廃線となった地上線の跡地の再利用している。
横浜
いわずもがな横浜市の玄関口。横浜の横浜。
東急線ワンデーパスの範囲内。みなとみらい、元町中華街方面へ接続する、みなとみらい線は別料金になります。
池尻大橋
高速道路のジャンクションの上に造られた公園、目黒天空庭園・オーパス夢ひろばの最寄駅。独創性がある公園だと勝手に思っている。
三軒茶屋
二子玉川から渋谷は地下に潜る田園都市線。三軒茶屋は地下ホームである。
地上はいかにも雑多な色をしている### キャロットタワーからの景色
新宿の超高層ビル群
下には、東急世田谷線。左奥には、富士山。
キャロットタワーからの景色
キャロットタワーからの景色
川崎、横浜方面はこんな感じ。
右奥にいくつか突出したビル群は二子玉川かと
路地裏にはおしゃれな店も点在する
こちらのお店は、昼はラーメン、夜は焼き鳥を提供している。無類の味であった。
キャロットタワーと小さな飲屋街。これも三軒茶屋。
駅すぐにあるキャロットタワーの展望ロビーは絶景である。世田谷線の他、多摩、奥秩父、富士山などを一望することができる。
また、小さな飲屋街もあり、モデルさんが撮影していたことも。俗に言う映える場所かもしれない。
宮崎台
電車とバスの博物館へ行こう。
たまプラーザ
かつてはトレンディドラマのロケ地として舞台になったが、ここ最近ではおしゃれな街でおしゃれな駅舎だなと思う。東急百貨店は、古くなりつつあったが、老舗という印象を否が応でも醸し出していた。
総括
2022年9月に東急電鉄の前身である目黒蒲田電鉄株式会社が設立されて100周年を迎える。
東急線ワンデーパス、どしどし活用してほしい。もし有り余る時間を持て余していたら、東急線ワンデーパスを買って、東急の織りなす駅と街に繰り出して欲しい。
東急の新しい顔、2020系
【著者】東洋大学鉄道研究会
東洋大学鉄道研究会は、東洋大学白山キャンパス第一部の公認サークルです。「旅を楽しむこと」ことをメインに活動しており、日帰り旅や年2回の合宿、学園祭での企画展示などを行っています。