フォルクスワーゲン、8代目『ゴルフ』に伝統の“GTI”とディーゼルの“TDI”を追加設定

 2021年に8年ぶりのフルモデルチェンジを経て日本上陸を果たした8代目『フォルクスワーゲン・ゴルフ』に待望のネーミングが復活。最高出力245PS、最大トルク370Nmを発生する最新世代2.0TSIエンジンを搭載したホットハッチ“GTI”が登場した。併せてツインドージング(デュアルAdBlue噴射)システムを初採用した最新世代クリーンディーゼル搭載の“TDI”も追加され、年明け2022年1月7日より発売開始となる。

 初代GTIのワールドプレミアから45年が経過し、8世代目として大幅な進化を遂げたGTIは、モジュラープラットフォーム“MQB”初採用となった先代をベースとする最終型のハイパフォーマンスモデル“GTI Performance”と同等の、最高出力245PSと最大トルク370Nmを発生する第4世代2.0TSIエンジンを搭載する。

 おなじみの7速DSGと電子制御油圧式フロントディファレンシャルロック“XDS”が標準装備されるとともに、オプション設定のアダプティブシャシーコントロール“DCC”を選択すれば、乗り心地をコンフォートからスポーツまで段階的に調整することが可能となり、普段使いからスポーツ走行まで、ありとあらゆるシーンにおいて快適なドライブ体験がもたらされる。

 さらに、そのXDSと電子制御式ダンパーを統合制御可能なビークルダイナミクスマネージャーも初採用され、今まで以上により正確なハンドリングを実現した。

 エクステリアでもGTI専用アイテムを身に纏うことでスポーティな雰囲気が演出され、フロントグリルからヘッドライトへとつながる赤いストライプと、X字型に配置された目を引くフォグランプとともにGTIの個性を主張。

 そんな先代よりロー・アンド・ワイドな印象のフロントフェイスに加え、エアインテークやボディ全周を取り囲むように設置されたスポイラーやサイドシル、標準装備の18インチアルミホイールなどでモータースポーツの雰囲気も演出する。

 また、インテリアでもGTI伝統のタータンチェック柄ファブリックを採用したヘッドレスト一体型のトップスポーツシートを採用し、スポーツ走行時にもしっかりと体をホールド。パーフォレーテッドレザーを採用した専用のステアリングホイールには赤いアクセントとGTIエンブレムが掲げられた。

2021年に8年ぶりのフルモデルチェンジを経て日本上陸を果たした8代目『フォルクスワーゲン・ゴルフ』
インテリアでもGTI伝統のタータンチェック柄ファブリックを採用したヘッドレスト一体型のトップスポーツシートを採用
標準装備のデジタルメータークラスター“Digital Cockpit Pro”にもタコメーターを中央に配置したGTI専用のグラフィックが施される

■TDIは最大トルクを強化した最新世代へとスイッチ

 また、標準装備のデジタルメータークラスター“Digital Cockpit Pro”にもタコメーターを中央に配置したGTI専用のグラフィックが施され、こちらもその性能やエクステリアに合わせたスポーティなインテリアに仕立てられている。

 一方、新たに追加されたディーゼルのTDIは、最新テクノロジーとなるツインドージング(デュアルAdBlue噴射)システムを採用し、窒素酸化物(NOx)の排出量を抑制しつつ、従来よりも最大トルクを強化した最新世代へとスイッチ。

 この新システムでは、直列に配置されたふたつのSCR触媒コンバーターからAdBlue(尿素水溶液)を注入することでNOx排出量を大幅に抑制、先代モデルと比較して最大80%もの削減を達成した。

 また、従来のTDIエンジンよりも低い回転数から最大トルク(360Nm/1600-2750rpm)、最高出力(150PS/3000-4200rpm)を発生するためレスポンスが大幅に向上すると同時に、燃料消費率も20.0km/L(WLTCモード)となっている。

 そのほか、先行導入されている“eTSI”同様に同一車線内全車速運転支援システム“Travel Assist”やデジタルメータークラスターの“Digital Cockpit Pro”といった新型ならではの先進装備をエントリーグレードの“Active Basic”から標準装備とする他、走行モードの切り替えが可能なドライビングプロファイルやシートヒーターなどの快適装備も全グレードで標準に。

 また、LEDマトリックスヘッドライトの“IQ.LIGHT”やヘッドアップディスプレイ、純正インフォテイメント“Discover Pro”といった通常オプション設定の装備を標準とした“Active Advance”を初設定し、上質なトリムや電動パノラマスライディングルーフなどが選択可能な“Style”や、スポーティなエクステリア仕様の“R-Line”といった4グレード構成となっている。

 キングズレッドメタリックなど全7色展開となるGTIの価格は466万円(税込)となり、3色の有償オプションカラーが用意されるTDIは344万4000~408万8000円(税込)となっている。

TDI導入を機に、6月の導入時から要望が寄せられていた18インチアルミホイールを、R-Line用のオプションとしてeTSI R-Lineにも追加設定している
ディーゼルのTDIは、最新テクノロジーとなるツインドージング(デュアルAdBlue噴射)システムを採用
従来のTDIエンジンよりも低い回転数から最大トルク(360Nm/1600-2750rpm)、最高出力(150PS/3000-4200rpm)を発生する

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