山東省が19人の国際貿易・投資諮問委員を任命

会議の様子

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【済南(中国)2021年12月22日新華社=共同通信JBN】Conference of the International Trade and Investment Advisory Council for Shandong Province 2021(2021年山東省国際貿易・投資諮問委員会会議)が12月21日午後、済南で開催された。中国共産党山東省委員会副書記で山東省の省長であるZhou Naixiang氏が、米国、英国、ロシア、ドイツ、イタリア、スイス、オランダ、日本、韓国、シンガポール、マレーシア、メキシコの12カ国からの19人の諮問委員に辞令を交付した。同氏は「Integrating the new development pattern and promoting high-level development(新たな開発様式の統合と高レベルの開発の促進)」というテーマに関し、新たに任命された諮問委員らと広範な意見を交わした。

China Council for the Promotion of International Trade Shandong Sub-council(中国国際貿易促進委員会山東省分会)によると、19人の諮問委員は会議に先立って助言報告書を提出した。会議では全ロシア中小企業非政府機関「OPORA RUSSIA」のAlexander Kalinin会長、英国のストラスクライド大学学長兼副総長で王立工学アカデミー会長のJim McDonald氏、日本貿易振興機構(ジェトロ)の小野村拓志理事、ヒューレット・パッカードの最高サプライチェーン責任者のAntoine Simonnet氏、Farlim Group (Malaysia)の会長兼最高経営責任者(CEO)でChina-ASEAN Business Association(中国-東南アジア諸国連合(ASEAN)ビジネス協会)会長のLim Gait Tong氏、CJ ChinaのCEOのYoon Doson氏、Philips Greater Chinaの政府・広報担当副社長のLi Tao氏、Continental BU CVS China責任者でContinental BA VNI China副社長のGu Wei氏がそれぞれ基調演説を行った。

19人の諮問委員は多くの的を絞った提案を行った。提案の主題は、山東と日本、韓国、ロシア、ASEANとの経済・貿易協力と文化交流の強化や、山東の製造セクターの転換、グリーンで低炭素の開発、事業環境の一段の最適化などに及んだ。各氏は山東の投資開発機会や見通しに関して非常に楽観的であった。各氏はいずれも、それぞれの資質の優位性を展開して積極的に提案を行い、協力に確実に貢献する意欲を表明した。

Zhou Naixiang氏は、Conference of the International Trade and Investment Advisory Council for Shandong Provinceの設立は、山東が世界の知恵と経験を集め、科学的な意思決定能力を向上させ、外部の世界に対する質の高い開放を促進して、より優れたサービスを提供し、新たな開発様式を導入するための重要なイニシアチブであると述べた。同氏は、諮問委員らの刺激的な演説と提案に対して謝意を表し、さまざまな政府機関に対してこうした提案を真摯に検討し、吸収するよう要請した。さらに同氏は諮問委員らが引き続き山東の開発に関心を払い、支援するのを希望すると述べた。

ソース:China Council for the Promotion of International Trade Shandong Sub-council(CCPITSD)

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