「水道水が茶色い」横浜市旭、保土ケ谷、緑区の一部で濁水 水道管内の汚れが移動か

 横浜市は23日、鶴ケ峰配水池(同市旭区)内の配水管修理に伴って配水系統を切り替えたところ、旭、保土ケ谷、緑区の一部地域で濁り水が発生したと発表した。市は事前に水道管を洗浄していたが、汚れが取り切れていなかったとみられ、水流の変化によって水道管内の汚れが移動したのが原因としている。

 市水道局によると、配水系統の切り替え作業は23日未明に完了したが、同日午前9時ごろ、保土ケ谷区民から「水が茶色く濁っている」と連絡があった。

 保土ケ谷区新井町の一部のほか、旭区の都岡町、上白根、中白根、白根町の一部、緑区の森の台、寺山町、中山、三保町の一部でも濁り水が発生。影響があった世帯数は調査中だが、同様の連絡は同日午後3時現在で59件あったという。

 濁り水は浄水処理に使うアルミニウムや水道管の鉄さびとみられ、市水道局は健康に影響はないとしている。濁り水の発生を受けて再度の洗浄作業は終えたが、各家庭などの給水管に少量の濁り水が残っている可能性があるといい、「きれいな水になるまでしばらく流してほしい」と呼び掛けている。

© 株式会社神奈川新聞社